社員の”やる気”を出す方法とは?エンパワーメントとフラットな組織の関係。
経営者の皆様、おはようございます! やる気のない社員、困りますよね。日本の中小企業数は、99.7%を占めます。ほとんどの会社で余裕人員は一人も置いておくことはできません。
従業員にやる気を出させるのは、だれの責任でしょう。。。星野リゾートの星野社長は、「一世代前の経営学においては、やる気を出すのは社員の責任であった。評価を下げればよかった。しかし、現代の経営においては、経営者の責任となった。優秀なマネジメントとは、社員のやる気を出す経営と定義される。」
それを可能にする技能は、エンパワーメント・スキル と呼ばれています。
最近は良く、企業における女性のエンパワーメントの話が出てきますよね。女性へさらに「権限を委譲」したり、「能力を開花」してもらうと、会社がさらに効率的になるといわれ、推進を推奨されています。政府においても男女比率が良く語られていますよね。
私が住んでいた、南アフリカでは、黒人のエンパワーメントが法律化され、達成しないと政府系の入札には参加できませんでした。
https://www.pwc.com/jp/ja/japan-desk/south-africa/assets/bee-seminar-material.pdf
エンパワーメントとは、役員への採用など、役職上の権限の話だけではありません。エンパワーメントとは、個人や集団が本来持っている潜在能力を引き出し、湧き出させることを意味しており、「権限委譲」や「能力開花」と訳されます。
エンパワーメントのアプローチ方法には2つあります。
①経営者やマネージャーといった管理者から現場へ業務の「権限を委譲」すること。これにより、従業員が自分で考え始め、成功体験を積むことにより、能力を最大限に引き出すことができます。
②自己効力感を高める心理的アプローチです。「自分はやればできる」というモチベーションです。①の成功体験を重ねることにより、エンパワーされた状態になります。あると定義しています。
そう、経営者や上司が指示を出すことが、「やる気」を失わせているんです。お金をもらうためには、上司からの指示を怒られないようにやっておこう。週末楽しめばいいや。 という状況になります。
それを、現場にアイディアを出してもらい、みんなで決定し、実行する。経営者やマネージャーが決めてきたことを、現場に権限委譲することにより、自分で考え始め、成功体験を積み、やればできる!から、仕事に対するモチベーションが上がることになります。
そのために経営者が行う事、決断することは、フラットな組織を作ることです。
フラットな組織とは、・ポジションに関係なく思ったことを発言できる。・自分の思ったことを発言できる安心感がある。・社内の知りたい情報について、ポジションに関係なく知ることができる。・パット見て、だれが偉いのか偉くないのかが分かりにくい。
そのためには、ロジックに話すスキル、聞くスキルが必要になってきます。また、経営者やマネージャーは、自由な発言によるスキルが試されますので、実力が試されます。
製造業中心の会社では、ピラミッド型で上からの指示を的確に行っていればきちんとした製品を作ることができたのですが、サービス業が中心の現代にいおいては、現場がその場で判断する必要があります。
そのためには、やる気を持ち、現場で考え行動できるフラットな組織への移行がとても重要になってきていると思います。
本日も最後までお読みいただき大変ありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。
https://junexecutivecoach.com/
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