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TOEIC満点が欲しければTOEIC以外の勉強をやる

*画像:ludiによるPixabayから

今回は、TOEICの勉強法について、しかもTOEIC990点満点を取得する方法について(個人的な考えを)書いてみたいと思います。

🐥この記事を書いているJunのプロフィール🐥
英検®︎1級合格17回, TOEIC®︎990点18回, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学

私自身は、TOEIC990点満点はこれまでに18回取っていて、2020年の1月受験のTOEICも990点でした。

結論から言うと、

満点が欲しければTOEIC以外の勉強もやる

これです。

個人的な体験からお話しすると、合う人合わない人がいるかもしれませんが、でも、
 🌱毎回990点を出している
 🌱複数回990点を出している
 🌱安定して985〜990点を取得している
など何回受験をしてもスコアに乱高下がない方をみていると、総じて、TOEIC以外の勉強もたくさんしている印象です。

*ここでは、前提として、日本で生まれ育って日本語環境にどっぷり浸かっている方について考えてみます。

・1回だけ990点を取って、その後は何回受けても990点が出ない

または
・990点を取ったことがあるのに、950点などかなりスコアが下がる時がある

あるいは、
・980点、985点までは取れるのに、990点が(1年も受験を続けているのに)なかなか出ない

こんな場合は、TOEICの勉強を続けながら、他の勉強をしましょう。

振り返ってみると、私自身は、元々大学受験での英語の(高校3年生で英語の偏差値はMAX81だった💦)貯金があったこと、TOEICにハマった2013年よりはるか前2009年からオンライン英会話をやっていたこと、また、オンラインの英文添削もTOEICの勉強と並行してやってました。

TOEIC990点満点に必要な3つのポイントを考えてみると

✔︎TOEICに出る範囲の語彙・文法を知っている
✔︎TOEICの試験形式を知っていて、時間内にほとんど正解できる
✔︎TOEIC以外の想定外の問題に臨機応変に対応できる

これかな〜と思います。

一つ一つみていきましょう。

🐥TOEICに出る範囲の語彙・文法を知っている

これは当然といえば当然ですね。
TOEICに出る範囲の語彙・文法を知っていることは満点を狙うなら必要です。
ただ、大学受験の貯金がある方はこの部分はあまり頑張らなくても大丈夫かなと思います。私もTOEICの語彙本はやったことありません。文法についても文法書まるまるやっておく必要もなくて、TOEICに出る範囲のものは限られているので、TOEICの公式問題集や市販の書籍でpart5に出題される問題を片っ端から解いて、全て正解できるようにしておけば大丈夫です。part5だけでいうと、30問×100セットくらいでいいかなと思います。それだけやっておけば、「またこの問題か」「同じ問題ばかりだな」ということになります。そうなってくると、同じ問題だと感じる以外のレア問題だけ潰していけば良いということです。


🐥TOEICの試験形式を知っていて、時間内にほとんど正解できる

どの試験対策もそうですが、試験形式は知らないより知っておいた方が良いです。特にTOEICは時間との勝負的なところがあるので、あの膨大な問題量をかなりの正確さをもって処理をしていく必要があるので、やはり問題形式にある程度慣れておく必要があります。

これには、模試、です。

模試を解くのを嫌がる人がいますが、
満点を目指すならやった方が良いと思います。

少なくとも、模試を解いて勉強をした方が、近道で、
990点まで2年かかるところを1年または半年で到達できる、
それくらいの時間・労力の節約になると考えます。

もうひとつ、ここで重要なのは「時間内にほとんど正解できる」というところです。

ほとんど正解できる

「ほとんど」です。全部じゃなくてOKです。
大体リスニングなら2ミスくらい、リーディングなら1ミス程度なら、全然許容範囲です。

990点満点を目指すくらいの方であれば、模試を解いた時のミスの数もだいぶ少ないと考えられます。

数問のミスをきちんと潰していく処理を繰り返し、
本番の試験で間違えない問題を増やしていくことが重要です。

この点を考慮すると、一定のスコアまできたら、やっぱり模試を解きまくるフェーズというのは有効だと思います。

私の場合はある時期、年間450模試くらい解いてたと思います。
会社がある日も1日2模試解いてた時期もありました。
休みの日には5模試、6模試を解いて(解くだけで12時間!)コンディションを整えていました。

ただ、これをやるのは、間違える数が少なくなってからでいいですね。

まだまだ10問とか間違える場合は、1週間に1模試、2模試解いて、週末にまとめて復習できるような形が良いかと思います。その場合は、並行して語彙本や文法書が必要になると思います。

990点をとるまでに何が必要かというのは、その方の今のスコアによります。語彙を覚える努力を惜しんで、問題集ばかり解いてあまり復習もしない、文法事項を理解して不明点を潰そうとしないのに「スコアが上がらない」「○点の壁があるんです」という方がいますが、それは、必要なことをやってないのです。


🐥TOEIC以外の想定外の問題に臨機応変に対応できる

ここまではTOEIC特化の対策の話で進めてきましたが、990点をとるには、やっぱり他の勉強もやった方が良いです。

「他の勉強」というのはそれぞれ選択肢はたくさんありますが、例えば

 🌱英検1級の勉強をする
 🌱TOEIC Speaking & Writing Testの勉強をする
 🌱英字雑誌を読む (TIME, The Economist, National Geographic, Reader's Digest, Harvard Business Reviewなど)
 🌱ポッドキャストを聴く
 🌱オンライン英会話を受ける
 🌱英文添削を受ける
 🌱海外ドラマ・映画を観る

のような挙げていくとキリがないですが、こんなところです。試験対策から離れた勉強が、とっっっっっっっっっっても役立ちます。特に、あと5点、あと10点まで来てる方には、ちょっとTOEIC問題集・TOEIC模試を解く手を緩めて、他の勉強をしましょう。

模試を使わない勉強をすることが不安になるかもしれませんが、大丈夫。980点や985点までやってきたことがすでに貯金となってるので、ちょっとやそっとTOEIC特化の対策の割合を減らしても大丈夫です。

他の試験の勉強をすることも(気晴らしにもなるし)、幅広い視点で英語試験の問題を解くことができ、TOEICで想定外の問題が出てきても対応できます。

例えば、たまにTOEICにも英検1級レベルの語彙が出てきます。正解に直接関係ない場合もありますが、知っているだけで、英文を読む速度や正確さを左右し、結果的に時間の節約になり満点に近づきます。

また、英字雑誌はTOEICの長文問題より一般的に難易度が高いので、高地トーレニングとして「精読」を行うと良いですね。単語や文法項目を調べたり、文書全体の意味を理解するのはもちろんのこと、1センテンスごとに、主語はどれか動詞はどれか、関係詞の先行詞はどれか、この語はどの語を修飾しているか、何構文か、などなど、細かい作業が役立ちます。英字雑誌でこれをやっておくと、TOEICの長文は正しく速く読めます。

海外ドラマ・映画や、ポッドキャストは、TOEICのリスニングセクションで難しい問題に立ち向かうための良いツールです。自然な速度で話されている英語の音に注目して聴きましょう。音が欠落している・音がつながっている、など、TOEICでも割とあります。ここが聞き取れなくて不正解を出している方が多いです。

990点満点を取得するために、あらゆる素材を利用して、多方向から攻めていきましょう。

今回は以上です!

(編集後記、的な)この記事を書いていて思ったのは、結局TOEICの990点満点には意味がある、ってことかもしれないなということです。こうやってTOEIC990点満点を取るためにはTOEIC特化の勉強ではないものを利用した方が良い、ってことは結局、いわゆる「英語力」というものが伸びていくことになります。「TOEIC満点でも使えない英語力」と言われることもありますし「TOEIC満点でも喋れない」という意見もありますが、満点を取っているっていうことは、やっぱりそれだけの英語力がなければ取れないことだし、仮に、今、流暢に喋れないとしても、これだけの英語力をつけてから、スピーキングやライティングに本格的に着手したら、かなりのアドバンテージだと思います。ちゃんと文法や読解をやらずにスピーキングだけ(ブロークンでも)やってきた場合より、正しく伝わる英語を使える力になります。旅行や友達との会話ならあまり違いはないかもですが、ビジネスや学会での発表など「ちゃんとした場」での英語への対応力はTOEIC990点を取った後の方がスムーズだと思います。

今回は、TOEIC満点を目指す場合に必要な英語の勉強について考えてみました。お読みいただきありがとうございます!

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