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主夫がおうちでセラピストしています「冷静な情熱はキッチンから」

おうちが好きで14年間おうちでセラピストをしていますが、しばしば煮詰まることがあります。娘が生まれてきてからは、仕事がイメージどおりに進まないこともあり(大切にするものの優先順位が混乱するため)、自分の未熟さを思います。

家で仕事だと煮詰まりやすい

カウンセリングの相談をされる方がサロンまで来てくれるのはとても助かります。電話やSkypeでの通話、メールでカウンセリング、今はZOOMなどでお話しする機会も多いですね。

僕に対話する機会を作ってくれて、それが収入となることに奇跡を思う毎日です。

しかし、パソコンに向かって文章を書くことも仕事ですので、ひとりで黙々と、淡々と作業している時間もかなりあります。

「嗚呼、今、ひとりで仕事しているなぁ…。」
「テニスで言えば、壁打ちだなぁ。」
「なんか寂しいなぁ。」
「孤独だなぁ。」

そんなことを思いながら文章を仕上げた時、パソコンが動かなくなることがあります。

「あわわわ…」

慌てて、「戻る」ボタンを押すと書き上げた文章が消えているわけです…。

「ふんぬ〜ッ!」

誰にあてることもない絶望感をひとりで味わいます。

無価値感に襲われたら小葱を刻め!

そんな時はキッチンに行きます。
キッチンは僕を優しく迎え入れてくれて、「やるべきこと」を示してくれます。

「夕食に納豆を食べるから、小葱を切っておきたい!」

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僕の憤りや悲しみ、孤独からくる絶望感、この世にどうして存在するのか?という無価値感は、小葱を刻んでいるうちに昇華されていきます。

葱の香り、刻んでいる時の集中力…
刻み終わることが約束されている小葱の長さ
涙腺を刺激され、いつの間にか涙を流せる
一定のリズムで動くために心が落ち着いてくる
切り終わった時の達成感
指先にほのかに残る葱臭

「さあて、最初っからやり直すか…。」

あらたな氣持ちでパソコンの前に座ります。

家事の中には、こうした自分をリニューアルしてくれるものがたくさんあります。

悲しかったら、床を拭け!不安なら、布団を干せ!
怒りに翻弄されそうだったら、みじん切りだ!(芋汁でも作れ!)

こうして、家事は仕事を補完し、仕事はさらに進むわけです。

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主夫をしながら、おうちセラピストをして、もう14年

人を癒す仕事がしたい
細かな家事を大切にしたい
できるだけ健康に暮らしたい
こだわれる氣力と知識を得たい
太陽の光を感じながら仕事をしたい
午前中にかなりのパワーを出力したい
大切な人が自由でいるサポートをしたい
自然を感じる時間を作りたい
スーパーマーケットでの買い物は数カ所行きたい
洗濯物はふとんを取り込む時間に家にいたい
洗濯ものを温かいまま取り込む時間まで仕事がしたい

こうした思いは、次第に叶い…

今この瞬間は、洗濯物を取り込む用意とお掃除の用意をしながら、ダイニングで作業をしています。

おうちでセラピストをする幸せを噛みしめながら、ふとんを取り込もうと思います。


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