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いかなる性加害もしてはならない、と言い続けなければいけない

 先日来GID絡みでだいぶドタバタしたが、差別はいけないと書きながらも、私の良心はやはり女性を批判するのにためらいもあったし、こういう事を言っていた。

「だけど彼女らは男性からの何らかの被害を受けた人たちなんだぞ。本当にお前がそういうことを言っていいのか?」

と。とは言ってもやはりいかなる差別も黙認するわけにはいかないので言うべきことは言ったが、本当に主張すべきことは男性の加害欲、支配欲、ミソジニー、男尊女卑、女性差別をなくしていくことだ。これらに本来優先順位などなく、全て同時並行的に取り組むべき課題だが、敢えてつけるなら、女性が安心して安全に、生存権を守られて生きられるようにすることが第一位にくるのではないか。安心して生きられるというのは、その人の生活の土台であって、これが保障されて、はじめて働いたり学んだりという事に取り組めると私は考える。ところが、現実の日本国はどうかというと、今日もこんなニュースが。

山北容疑者は令和2年4月~3年7月に「放課後子供教室」の指導員を務めていた。署は先月29日、同教室で女子児童にわいせつな行為をしたとする強制わいせつ容疑で逮捕。

 どうだろう。めまいがしてこないか。女の子を安心して学校にすら通わせられないではないか。問題は、こういうニュースを見た時、ひとりひとり、特に男性がどう思うかである。ひでぇな、キモいな、俺はこんな事絶対しないな、ぐらいが普通の反応だろう。でも、もう一歩進んで、それを現実の場で人に話すとか、SNSでその気持ちを表明してもらえないだろうか。ある意見が賛同を呼ぶ場合がある。そしてそれが広がれば自然と性犯罪者や予備軍の肩身が狭くなり、結果として犯罪行為を防ぐ事につながるかもしれない。とにかく私見では日本国は性犯罪者に甘い。性犯罪を犯していていても無罪判決が出ることすらある。あり得ない。諸外国はと言えば、同じ教育者の犯罪でも、例えば中国はこうだ。

これに先立ち最高人民裁判所と最高人民検察院は5月に発表した「未成年者への性犯罪事件法律適用ガイドライン」を通じ、未成年者を対象にした性犯罪に対しては厳重に処罰するようにした。

これに対し5月23日に湖北省孝感市中級人民裁判所、山東省濰坊市中級人民裁判所、河南省安陽市中級人民裁判所はそれぞれ未成年者を常習的に性暴行した3人に対して死刑を執行した。

 死刑は確かに厳しいかもしれない。私は終身刑でいいと思う。二度とシャバに出てくるな。これなら再犯も不可能だし。刑罰は重ければ抑止効果になる。飲酒運転も厳罰化したら激減した。今年、性犯罪に関する刑法が改正された。厳罰化ではないが、多様な新しい罪名が加えられた。

 この記事を読んでくれているあなたがもし男性なら、自分の大切な女性、家族、恋人、友人が性被害に遭ったら、と想像してみてほしい。絶対に許せないのではないか。女性ならば、私が性被害に遭ったら、と想像してみてほしい。辛くてたまらないのではないか。性被害はたったの一件も起こってはならないんだ、と思ってほしい。そのために、あなたにも出来ることをしてほしい。心からお願いして、本稿は終わりにする。何度でも同じことを言い続けます、全ての性被害が無くなる日まで。

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