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ウイスキーを小道具として捉えられるようになってきた

一時期、ウイスキーブームが私の中に存在していて、今でも何十本もの在庫を家に抱えている

飲む時は決まって夜の寝る前にダブルまでと決めて消化を行っていたが、最近は猛暑の影響もあって控えめになっている

また、ハードボイルド小説の読みすぎもあってか、ウイスキーを飲料あるいはアルコールとして捉えずに、小道具としての役割も確かに存在すると感じるようになってきた

そう感じるようになったのは、エヴァンウィリアムズという酒に出会って考え方が変わった


バーボンの酒

北方謙三氏のハードボイルド時代の小説にはほぼ必ず、車とウイスキーがセットで登場する

物語の構成には必要がない項目かもしれないが、あることで物語をピリッとさせると筆者は感じています

一番とっつきやすいのはブラッディドールシリーズの車や酒だと思うが、何となくしっくりこなかった

どの本か忘れてしまったが、エヴァンウィリアムズを小道具に扱う内容があって、そこで試しに飲んでみてなるほどなぁと思うようになる

思えば、ウイスキーは五大ウイスキーとそれぞれ個性が細分化されている

批評をする気はないが、日本ウイスキーは商売に走りすぎているし、スコッチは旨いには旨いのだが、酒として高尚すぎると最近理解するようになった

いっぽう、バーボンというジャンルはいい意味で大味で普段使いにいいと感じるようになった

あるネットサイトのレビューで、バーボンに熟成を求めていないというのをみて、同意を得た

必ずしも12年間ウイスキーを寝かせなくても私はいいと思ってるし、今後もそういう考えだと思う

それぁ許される世界観がある それがアメリカウイスキーのいいところかなと感じた

代表格はアーリータイムズやワイルドターキーなど有名なものは沢山ある

エヴァンウィリアムズはあまり知られていない感(私も知りませんでした)があるし、値段も2000円切る手頃なものである

そういう酒を嗜むのも乙かなと思っています

小道具はもう少し抽象化をすると、思想だと筆者は考えています
その人らしい思想が小道具に反映されていることが小道具たる所以になると考えています

スコッチウイスキーは嗜好としては一流だが、小道具として扱うにはまだ貫禄が足りていないと感じています
バーボンを軽んじている訳ではありませんが、エイジドが若くても許されてかつ、安価でもウマイところに同調性を感じているのかもしれません

バーボンにちょっと凝ってみようかな…
そんなことを思いました

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