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VBTを使用してのレジスタンストレーニング

VBTをなぜ使うのか?

トレーニング現場では筋力を測定するには最大挙上重量(1RM:1 Repetition Maximum)をもとにプログラムを作成し%1RMから負荷を設定をすることが一般的である。
長谷川らは1RMは日によって変動があると報告されている1)。
個人によってばらつきが異なり信頼性が疑う声も上がってきており、1RM 測定自体をやめるべきとう書籍にも記載されている。
スポーツを目的とする場合、ある程度の筋の大きさが必要であり従来の筋肥大トレーニングが重要であると考えられている。
その際のトレーニングの動作はどうだろうか?
ゆっくりと10回を挙上していることをみたことはないだろうか?
ゆっくりと動かし、身体への負荷を与えることは必要である。
しかし、スポーツの動きの速さとは似ても似つかぬ動きをしているのではないだろうか?
スポーツ現場では素早く走ったり、全力を一瞬で出すようなことが行われている。スポーツ現場では素早く動いて、全力を出しているのにトレーニングではどうだろうか?
重い重量をゆっくり動かし、何回も実施して止まりそうな動作を実施している。
身体は大きくなったが動きが遅いというギャップが生まれてしまう。
それこそがゆっくりと実施するトレーニングの問題となるところと考える。
そこで、VBTデバイスを使用し目的とした速度でそれをギリギリ出せるような重量で素早くやることで神経的にアプローチをして筋の収縮スピードを上げることでより力の発揮のタイミングや力の使い方を覚えることができる。
リアルタイムで速度がわかるため感覚を合わせやすい。
速度をみて実施することで得られるデータをもとに体調がいい悪いを判断し、目的にあった重量でトレーニングをすることができる。
疲れていても疲れていなくても同じ%1RMで実施することでプログラムの設定が60%1RMだった場合、調子が良い日は50%1RMになったり、調子が悪い日は90%1RMとなったりする。
これではプログラムを作成しても狙った通りに実施できなければ、結果も現れないどころか怪我のリスクが上がる可能性がある。
では、実際に負荷の設定方法を記載していきます。


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