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【連載小説】らびんゆー『熱血💦テニス🎾少女が来たよ〜!』の巻

 「ラビンユー」の物語は、月原らびと南ゆうのドタバタな学園生活と恋愛を描いたコメディです。二人ともO型で、自分たちを「月のお姫様」と称している明るい性格の持ち主です。

 そして、物語に新たな風を吹き込むのが転入生の岡田ひろ。彼女が加わることで、テニスを通じた新しい出会いや騒動が巻き起こりそうです。

### キャラクター紹介

#### 月原らび
- 年齢: 14歳
- 性格: 明るく、社交的で、少し天然なところがある。友達思いで、困っている人を見ると放っておけない。
- 趣味: 星を見ること、ファッション雑誌を読むこと。
- 特技: テニスのダブルスプレイ。相手の動きを読むのが得意。
-将来の夢はお嫁さん👰‍♀️

#### 南ゆう
- 年齢: 14歳
- 性格: 活発で、スポーツ万能。時には直情的になるが、根は優しい。
- 趣味: テニス、音楽を聴くこと。
- 特技: スピードとパワーを生かしたテニスプレイ。
-将来の夢は女ウルトラマン!

#### 岡田ひろ
- 年齢: 15歳
- 性格: 冷静で、集中力が高い。テニスの天才。新しい環境にもすぐに慣れる。ウルフカット。マーガレット学園からの転入生。猫のダエモンを飼っている。親友はバキ。バキの本名はマキ。宗栗ムナクリ(あだ名はムナクソ)コーチとは犬猿の仲。

### 新たなラリーの始まり

 月原らびと南ゆうは、いつものように学校の廊下を賑やかに歩いていた。二人は同じクラスで、同じテニス部に所属しており、学校では有名なトラブルメーカーだった。

 「ねえねえ、ゆう!今日の放課後、テニス部の練習、楽しみにしてる?」

 「もちろん、らび!新しいテクニックを試すのが待ちきれないよ!」

 その時、アナウンスが流れた。新しい転入生が来るというのだ。名前は岡田ひろ。クラスに入ってきた彼女は、スポーツバッグを肩にかけ、自信に満ちた笑顔を浮かべていた。

「こんにちは、岡田ひろです。テニスが好きで、ここに来るのを楽しみにしてました。よろしくお願いします!」

 らびとゆうは、すぐに彼女に興味を持った。放課後、テニスコートでの出会いが待っている。

 「ね、ね。ひろちゃん、テニス部に入らない?」

 「ええ、もちよ(昭和の死語)。実は、あなたたちと一緒にプレイするのが目的で転校してきたんだ。」

 三人はコートに立ち、最初のラリーを始めた。ひろのフォアハンドは力強く、らびとゆうも負けじと返球する。笑顔と汗が飛び交う中、新しい友情とライバルが生まれていった。しかし、ひろのプレイの凄さは2人の比ではなかった。

 岡田ひろにとって、テニス部のおかぶと夫人はただの先輩ではなく、憧れの存在です。なかよし学園のテニス部で伝説的な存在となっている彼女は、その優雅なプレイスタイルと金髪縦ロールな巻き髪や、貴族的な振る舞いから「マリーアントワネットの生まれ変わり」と称されています。

彼女の本名は、鐘崎かねさき薔薇香ばらか。身長は180cm。

 彼女の影響を受けて、ひろもまたテニスの技術を磨き、学園のテニス界で名を馳せることを夢見ています。

### 憧れの先輩、おかぶと夫人

 岡田ひろがマーガレット学園から転入してきたのは、ただの偶然ではなかった。彼女がこの学園を選んだのは、一人の先輩、おかぶと夫人の存在が大きかった。おかぶと夫人は、しつこいようだが、学園のテニス部で「マリーアントワネットの生まれ変わり」とまで呼ばれるほどの人物だった。

「彼女のようになりたい」という一心で、ひろは毎日コートに立ち、ボールを打ち続ける。その姿は、まるでおかぶと夫人の若き日(まだ17歳だが)のようだった。

 ある日、ひろはついにかぶと夫人と対面する機会を得る。なかよし学園のテニスコートで、彼女は先輩の優雅なプレイを間近で見ることができた。その美しさと力強さに、ひろはただただ圧倒されるばかりだった。

 「こんにちは、ひろ。あなたのプレイ、見ていましたよ。とても情熱的で素晴らしいお姿ね。常に意識してらっしゃるのかしら。そうでなくて?」

 かぶと夫人の山の手言葉と美しい声は、まるで歴史の中から聞こえてくるような、優雅で落ち着いたものだった。ひろは緊張しながらも、自分の憧れの先輩に話しかける勇気を振り絞る。

「あ、ありがとうございます、おかぶと先輩。あなたのような素晴らしいテニスプレイヤーになりたくて、ここに転校してきました。」

 おかぶと夫人は微笑みながら、ひろの肩を軽く叩いた。

「それは光栄なことですわ。でも、あなたはあなた自身のスタイルを持っています。私の真似をするのではなく、自分自身の道を切り開いてくださいな。」

 その言葉は、ひろにとって新たな目標を示すものとなった。おかぶと夫人のようになることではなく、自分自身の名前でテニスの世界にその名を刻むこと。それが、ひろの新しい夢となったのだ。
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 そして、それはただのテニスの試合ではなく、彼女たちの青春の一ページを飾る、新しい物語の始まりだった。

 (※このキャラクターや、ストーリーはフィクションであり、実在の人物ではありません。)

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