美しそうな日本語

ウン十年前の話。
「おいしそう」はあまり良くない。
と、現国の先生。
一風どころか2、3風変わってる。
あれは7風ぐらいまでいくと、逆に自分に吹いてくるルール?なんだっけ。

曰く、おいし「そう」じゃない、
「おいしい」んだ。
仮に食べていなくとも、そう言わなきゃ相手に失礼だ。
おいしそうだ、つまり、おいしい風だ、では、
カッコ、まずいかもしれない、カッコ閉じ、になってしまうだろ。

いいですかー、食べた食べないの事実よりも、そう言いたいという、その
「思い」
なんだ。

君たちこれからの世代にはそこを大事にしてほしいんだ。
先生はそこを言ってるんだ!(←これ良く言う)

それを熱く、一学期につき3~4回。
スイッチが入ると、なぜか涙目の時もある。

その現国の先生の言うところの、美しい日本語として、

おしゃかさまのしょうがい
しょうぐんけのはんえい
ななまんえんのきゅうす

授業でなんども繰り返し言わされたり、
書きとりさせられたり。
ひらがなじゃないとダメなんだって、発音も。
漢字だと、「美しい」じゃなく、「美しそうな」日本語になるって。
わけわかんない。

ちなみに、美しくない日本語は、

いやというむこうずね
みぞおちからぎゃくりゅう
かこきゅうからはじまるにちよう

みたいな感じだった。
身体に関する事が多かったような・・・・。

ホントあの頃は、「くらすめいとのみなぐるい」?ですよ。

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