大転職時代の到来 【成果主義がグローバルスタンダード】

タイトルにある通り、今の会社で本当に良いのか、転職をした方が良いのかを悩む人は多いと思います。それだけ人生にとって大きな決断だと思います。そんな人に、少しでも助けになればと思いこの記事を書きました。

この記事を書こうと思ったきっかけ

 私は30歳前半ですが、すでに3回転職をしています。正直仕事は教育関連の仕事をしていて、ある程度安定しています。しかし、私の性格なのか、ある種の病気(笑)?なのか、ある程度の仕事を理解し、その仕事こなせるようになると、次のチャレンジがしたくなります。その変化を求める自分の性格はおそらく幼い頃から変わらず、ある意味本望です。もちろんこの働き方が今の日本ではあまり周知されていないのは事実、日本での「常識」から考えると、私の働き方は批判的な意見が多いでしょう。友人や家族にも、心配をかけることにもなります。しかし、少し世界に目を向ければ、終身雇用が保証されている国はほとんどありません。経済大国アメリカのお膝元である日本は、アメリカの働き方を輸入しています。そして、そのアメリカでは平均で生涯に何回転職するかご存知ですか?労働統計局の調査によれば、11.3回だそうです。4年1回の転職が当たり前の状況です。では、なぜそのような働き方が一般的なのかをご存知ですか?以下で簡単に解説していきます。

 まさに年功序列に苛立つ若者が、その苛立ちと恐怖から作った歌のように聞こえます。この歌はある意味、現代版のパンクロックだと思っています。昔はこのイライラをTHE BLUE HEARTSなどのパンクバンドが代弁してくれてました。世代ではないですが私も大好きです。この曲が象徴するように、日本では年功序列や終身雇用という制度が根深く残っています。そうでなきゃ、おそらくこの曲は生まれませんでした。この制度の始まりは「アメリカへの憧れ」から始まりました。戦後の戦勝国であるアメリカでは、大企業に務め、専業主婦の奥さんと子供を養い、お庭の広いイケてる大きな家に住むという「人生モデル」が主流でした。戦敗国である日本は、その「人生モデル」に憧れていたわけです。そして、そのモデルを真似て、戦後の日本人はとにかく働き、経済成長をさせてきたわけです。この成長を支えた私たちの親の世代に感謝しなければなりません。実際に、平成元年の世界の時価総額ランキングでは、上位50社中32社は日本企業がランクインしていました。では平成31年はというと?




 30年でここまで変わってしまうのは驚きですね。現在では、トヨタ自動車だけがなんとかランキングに入っている状態です。このような大きな変化はなぜ起こったのか。原因はいろいろあると思いますが、一つには日本の企業の対等で、アメリカは大きく変化せざるを得なくなりました。その過程で、年功序列と終身雇用制度が崩壊し、成果主義を取り入れ、共働き社会へ大きくシフトしていきました。GAFAと呼ばれる企業もとり入れている「成果主義」はグローバルスタンダードになり、今では世界中の企業が取り入れています。「えっ、そんなの当たり前じゃん」という人も多いと思いますが、なぜか日本の企業では未だに浸透していないのが現状です。まさに日本は「働き方」という面では「ガラパゴス」となってしまったのです。日本人の真面目さと、年功序列制度を崩すことへの懸念が、変化の遅れに繋がり、すでに世界を基準にすると手遅れ状態になってしまったという訳ですね。

まとめ

 変化は凄まじいスピードで起きています。今や企業の平均寿命は20年しかないという統計も。大手企業でも名前は変わっていなくても、時代に合わせて事業は大きく変化しています。こんな時代に生きているみなさんに必要なことは「専門性」です。日本では一つの企業で骨を埋めることが美德とされてきましたが、今後は絶対にこの価値観が変わっていきます。「専門性」を高めるためには、同じ職種の中でも転職をし、経験を積む必要があります。私の経験からも、同じ企業にずっといる人間はやはり外の情報に疎くなり、業務がマンネリ化し、自分の仕事に限界を作る傾向にあります。そのような会社のあり方が見直されようとしているこの時代に、転職=武器になるはずです。自分の価値を高め、成果主義の世の中で生き残る準備をするために、転職が必然となることは間違いないでしょう。そういう意味で転職は天職、つまりあなたの生きていくために必要な手段です。恐れていて、リスクをとらないことの方が、手遅れとなってしまうリスクがあります。今日が「初めの一歩」となるよう、行動に移していきましょう。何度も言いますが、転職は必然です。

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