あと少し(難病だけど第二子を産もうと試みる)

産科、ではなく循環器のほうに久しぶりの診察へ。

産科の方は概ね順調に進んで来られて、先生に悲しい報告をせずに済んでよかったなあと思いながら順番を待つ。

心臓の方も概ね順調。

大きな発作は前回(春)以来起きていなかった。小さな不整脈は日々起きているけれど。

ICD(植込型除細動器)の電池残量も、前回のように大きく減ってはいない。
電池にまだ余力がある状態で出産に臨めるのは少し安心。

選んで、選んで、進む

今回、先生が新しい情報を教えてくれた。
私の症状に対応する薬はβ遮断薬という類のものだが、胎児に伝わるので基本的には妊娠中は服用を避けることになっている。
ただ、妊娠中でも一部の薬において、場合によっては服用を続けながら妊娠出産した事例があるそうだ。

今回の診察で問題なさそうだったので、私は服薬なしでいくことになったけれど、今後、残りの期間で万が一発作が起きるようになった時の安心材料になる話。

もちろん健康な人と比べたら不安要素は多いし、上に書いた服薬が完全に安全かどうか、保証されているとはいえない。

それでも選択肢があって、その時自分にとってベターな選択をしながら進めるのは、諦めるしかないよりよほどいい。

医療への感謝

私の病気のように、すぐに治らない病気、よくわからない病気でも、お医者さんたちは日々、少しでも私たちの希望が叶うように、症状や不安が軽減するように試行錯誤してくれている。

体調が悪い日や、治療法がない不安に駆られた時は悶々とすることもあるけれど、兎にも角にも今生きることができていて、あれがしたい、これはできるか?相談できることに、感謝の気持ちを持っていたいと思う。

LQTS(QT延長症候群)は、若い人にも起きる病気。
妊娠を望む人だってきっと私以外にもいる。その人が少しでも希望を持てたり安心できるように、この病気の研究が進んでいくと良いな。

私もひとまず産むまではあと少し…
健康な人だって何が起きるかわからないのがお産だけど、穏やかに残りの日々が過ぎて、無事に我が子と対面できますように。


ありがとうございます。 いただいたサポートは最近始めた某資格の受験料の足しにしたいと思います