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Jumping islanders 39


1.親父は二度死ぬ



生まれてこれまで

性格なんて変わらないまま

生きて来たと思っていた

知らないうちに

内側から見たことのない自分がたくさん出てくる。

それに気づくたびに拒絶して押さえ込んでいた

なりたい自分になろうとか

やりたいことやろうとか

先のことを見据えれば見据えるほど

出来なくなる

後先考えすぎて

自分が今何をすべきかとか

何を頑張ればいいのかがわからなくなる

2.バンドマンである以前に音楽家




頭の中には音楽が流れていて

それを一つ一つ形にする。

自分の力量に気持ちが沈んだり。

納得のいくものができて高揚したり。

聞いてくれた人が評価してくれて喜んだり。

全てが思い通りにならず怒ったり。

何かに本気になれるってすごく疲れる。

でもすごく楽しい。

いまが人生のピークかもって思える瞬間が

何度も何度も訪れる。

3.ライブハウスに生きる

“体に染み付いたものはそう簡単に抜け落ちない”

金も時間もないのにライブハウスに通って

ライブを見たり

ライブに出てみたり

ライブハウスで働いてみたり

一喜一憂

このために生きてるって本気で思える。

一生楽しめるものを見つけた

これが好きって言えるものを見つけた時点で

俺は勝者だと思ってる

今までの人生間違っていなかったと思う。

君たちはどう生きるのか。
なんのために生きるのか。

真っ先に出てくるのは音楽だった。

簡単に辞められるものではないから

今まで通りにはいかないけれど

どんな形であれ

音楽には関わりたいと思う。

4.残りの人生


昨年Rest of my life という曲を作った。

好きな人たちと音楽で俺はできてるよって曲。

昼過ぎに起きて夜中遊んで朝方眠りにつく

こんな生活を6年も続けて気づいたこともある。

高校生の時に見てた大学生は

かなり大人びて魅力的だったが

実際自分がその年齢になってしまうと

まだまだ子供だなと思うことが多い。

中身も外見もね。

21歳は思ったよりも早く来たし、

それが愚かな大人かただの子供かわからないままでいる。

5.結


心の支えにしていた幾つかのものが

同時になくなろうとしているとき

俺は耐えられなくなってしまう。

耐えられるわけがないとわかっているから

何をするべきかをもう決めている。

弱いところは見せたくない。

心配はかけさせたくない。

だけれども

大事にしてくれる人たちに頼る。

そんな時に真っ先に飛んできてくれるひとを

大事にしていきていくことにした。

いくつになっても変化は怖いし、

人が離れていくことにはなれないや。

っていう冗談。


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