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20/21スキージャンプW杯 Zakopane 予選 レビュー

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佐藤幸椰、今季2度目の予選トップ

トップ10あたりから、突然風が悪くなったZakopane。練習からトップを走り続けた佐藤幸椰が、悪条件をものともせずにトップに立ち、今季2度目の予選トップを獲得しました。

スキーはややローリングしましたが、序盤戦のように悪条件をものともしない感じが出ていました。多少スキーがローリングしている時の方が踏切で力が伝わっているのかもしれません。

大人しめな風かと思いきや、あっという間に悪条件になり、順位をかき回しました。3本ともトップだった幸椰も心配ない訳ではないでしょう。それでも自信持って飛べると思うので、優勝のチャンスはあると思います。明後日が楽しみです。

リザルト↓

2位にEisenbichler(GER)。開幕ほどの勢いこそありませんが、良いジャンプをするとトップを窺ってきます。久しぶりの優勝チャンスになるかもしれません

3位にStekala(POL)。彼も悪条件の中、飛んできました。この勢いがあるうちに表彰台を獲得して、更なる自信をつけたい所です。

トップ10を見ると18番〜28番スタートの選手たちが好条件で飛び、上位を獲得しました。流石に本戦では、こうはいかないでしょう。

気になったのはノルウェーの2人。GranerudとLindvik。昨日は、まるでいい所なく低調なパフォーマンスでした。団体戦の勝利が遠のく予選となりました。流石に今日はこうならないと思いますが。。。

予選を見る限りでは、地元ポーランドが団体戦を圧勝しそうです。低調だったノルウェーがどれほどジャンプ台にアジャストしてくるかも注目です。

日本チーム

佐藤慧一が10位。悪くない条件をしっかり活かしてきました。団体戦においてW佐藤は心配ないでしょう。

小林陵侑は14位。条件も微妙だったので悪くないと思いました。もうちょっと飛んで来れると団体戦で戦えるので、期待したいです。

小林潤志郎さんは47位。タイミングを外していました。団体戦の順位はW小林にかかってくるでしょう。

岩佐勇研は50位。予選落ちかと思われましたが、Zyla(POL)の失格によって救われる形となりました。残念ながら杞憂に終わらず、厳しい立ち上がりとなりました。良いジャンプをして次に繋げられるといいですね。

日本チームにとって、勝負の16日間になります。

先陣を切った中村直幹はコンチネンタルカップで8位。首の皮一枚繋がったかどうかという所。

このインスブルックの2試合で枠が取れるということで、各国本気のコンチネンタルカップで見応えありました。

なんとか状況を打開してほしいですね。

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