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20/21スキージャンプW杯 Ruka プレビュー

誰が風を制するのか?

Ruka  Kuusamo

ワールドカップ個人第2戦と第3戦はフィンランドにあるRukaで行われます。

北極圏のやや南にあり、オーロラ地帯で観光地となっています。空前のサウナブームの日本で、クーサモという名前であれば若干知られているのではないでしょうか。

ここのジャンプ台は世界最大級のラージヒルで150m近いビッグジャンプを見ることができます。

そして最大の特徴は、「強い向かい風」。−10度から−20度の気温に加えた強風は成績を大きく左右させます。

優勝の鍵はこの「強い向かい風」をどれだけ味方につけれるかです。

出場する多くの選手にトップ10入りのチャンスがある反面、誰もが予選落ちや2本目に進めない可能性があります。

コロナ禍

Wislaで団体戦を制したAUTチームが集団感染し、4人の陽性者を出しました。そのため、Huber、Aschenwald、Hayboeck、KraftらAチームがこの2試合に参加することができません。

また、ロシアチームでも感染者が出たためこちらも参加することができません。

個人的な注目

良い状態のEisenbichler(GER)が強風に屈せず、連勝を挙げられるか。

私個人としては、力で連勝を止められるのはGranerud(NOR)だと思っています。あとは、佐藤幸椰やStoch(POL)などWislaで比較的不利だった選手達に注目していきたいです。

また、どの選手が幸運な向かい風を掴み、ビッグジャンプを見せ、サプライズな順位を獲得していくかも注目です。

もう一つの注目はTimon-Pascal(AUT)。この夏のCOCで表彰台に上がっただけ、という実績しかありませんが、Aチームのコロナ感染によってワールドカップの出場権を手にしました。

目立った成績がなくとも、こういった代打起用からスターダムを登っていく選手を見てきたので注目していきたいです。

日本チーム

個人的な願いとして、全員に戦える条件で飛んで欲しいです。出場する日本人の6人全員にトップ10入りのチャンスはあると思います。

また、佐藤幸椰は優勝。条件によっては伊東大貴さん、小林潤志郎さんには表彰台の可能性もあると考えています。

個人的には小林潤志郎さんは、このジャンプ台で飛んでいっている印象があるので期待して見ていこうと思っています。

また、中村直幹の日本の出場枠を確保する戦いにも注目していきたいです。





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