スポーツの価値を言い換える〜歴史、勲章そしてお金〜
久しぶりの投稿です
いくつか下書きがあるのですが、中々まとまらずに止まったまま。。。
さて、本日は松山英樹選手がマスターズを制覇しました。
紛れもない偉業であり、形容し難い快挙です。
とは言え、快挙を伝えるためにはわかりやすい何かが必要。
形容し難いのに、報道するには
例えるなら何か?
という問いが飛び交うこともあります。
前述した通り形容し難いので、歴史、勲章、お金で見ていくのが良いのかなと思っています 笑
ジャンプ週間
ジャンプ選手なのでジャンプの話題を一応おいておきます。
3年前の年始。小林陵侑がジャンプ週間で4戦全勝のグランドスラムを達成しました。
原田雅彦さん達がメディアに囲まれ
例えるなら何か?という問いを受けて困惑していました。
スキージャンプにおいて、70年近い歴史を誇るジャンプ週間。
しかし4戦全勝を達成したのはわずか3人。
当たり前ですが、毎年総合優勝する選手はいます。勲章となるのはゴールデンイーグルと呼ばれる
重たいトロフィー
そして、賞金が4戦全勝するとワールドカップの賞金と合わせて、6万スイスフラン。
720万円くらい。
となります。ジャンプ週間の賞金(ボーナス)という意味では、2万スイスフランなので240万円くらいです。
マスターズの場合
87年の歴史を誇るマスターズ。
300人しか会員がいない、オーガスタインターナショナルコースで行われ
勲章となるのはグリーンジャケット。
賞金は今年は207万ドル。2.2億円。
ウィンブルドンの場合
144年の歴史。
勲章となるのは
このトロフィー。
オリジナルは博物館に飾られている代物みたいです。
優勝賞金は235万ポンド。3.5億円。
歴史、勲章、お金
歴史と勲章とお金が揃うと偉業になるな〜
というのが個人の感想です。
スキージャンプでいえば、前述したジャンプ週間よりもRaw Airと呼ばれるノルウェーシリーズの方が
試合数も多く、ボーナスも大きいです。
個人戦と団体戦で全勝すれば、41,875スイスフランと60000ユーロで総額1200万円になります。
ジャンプ週間の2倍近く稼げます 笑
もちろんRaw Airにも勲章となる皿のトロフィーが貰えますが、やはり今はジャンプ週間の方が格式高いです。
報道として伝えるには、勲章は難しいので歴史と賞金を伝えるのが
一番わかりやすくシンプルな気がします。
87年の歴史、賞金2.2億円。
ゴルフプレイヤーやファンには、そんな伝え方は雑すぎて怒る人もいるかもしれませんが
これで十分な気がします。
ただ、凄さが伝わりきらないって寂しいですよね。
日本では、マスターズ制覇よりもオリンピックで金メダルの方が
わかりやすいと思います 笑
ゴルフを全く知らない人の前に
グリーンジャケットを着た人と、オリンピックの金メダルを下げた人が並んだら
おそらく、金メダルの方がすごいと思ってしまうと思いますね。。。
スキージャンプでも同じことが言えます。
クリスタルトロフィー、ゴールデンイーグルよりもオリンピックの金メダル。
「価値を正しく知ってもらう」
全てのスポーツに共通する課題かもしれません。
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