サントリー山崎の人と会った話

ぼくはお酒が大好きです。ほぼほぼ毎日飲むほど好きです。いえ、ほぼじゃないですね。毎日飲むほど好きです。やけ酒とかではないし、中毒でもないです。清く正しく多めにしっかりがっつり嗜んでおります。好みですか?なんでもいける口なんですが、強いて言うならビールが大好きです。でも、最近はもっぱらウィスキーにハマってきております。じわじわとウィスキー風は吹いてきていたのですが、完全にハマるきっかけとなった日があります。

ある日、サントリーウイスキー「山崎」のブランディングを担当している方から会食に誘っていただく機会がありました。どうやらぼくがマツコの知らない世界に出た回を見てくださっていたようで、ウイスキーと梅干しの共通点は必ずあるから話をしてみたいという理由でお誘いくださったそうです。

ぼくのような若輩者が天下のサントリーウイスキー「山崎」さんと会うだなんて。とにかく即答でこちらもお会いしたい旨をお伝えしました。もう、それだけで興奮です。その時のぼくの妄想は、めちゃめちゃ大きくて恰幅のいい髭モジャモジャのハットを被ったおじさん=「山崎さん」さんとウイスキーを片手に、「梅干しなんか〜〜〜い!」と乾杯をしているイメージです。

当日、お会いしてみると、「山崎さん」はぼくよりも2、3個ほど年上の方。正直、こんなに若いんだと驚きました。さらに名前はなんと、まさかの「山崎さん」ではありませんでした!!!(そりゃそうか…)

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とっても楽しい夜でした。梅干しのことを真剣に聞いてくださるし、何より深い共感をしてもらえるのが嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。1番の共通点は「時間を食べている感覚」でした。ウイスキーも梅干しもつくるのに手間も時間もかかる。なんならその時間に価値があり、時間が経つにつれておもしろさと深さが増していく。とてもロマンたっぷりです。

そう。ロマンがたっぷりなんです!!!!!!!!

  1. この日、わかりました。ウィスキーはロマンに満ち溢れています!!!!!

  2. いろんなウィスキーの話を聞きました。麦と水と酵母、そして樽で味が変わってくるんですが、その樽の「経歴」でも味が変わってきます。今からつくるウィスキーの前にはこの樽をつかって何を作っていたのか。そこまで価値の対象になるそうです。新品と何年も使用した樽では味が違うという話だったので、「ほんとですか〜〜〜!?」といいながら、その夜にその味比べができるお店を紹介していただき試してみました。もうね、全然違うんです。この瞬間、やっぱり「ロマンだーーーーー!」って思いました。

なにより主な飲む場所である「bar」って、もう空間自体にロマンがあります。

ぼくが大好きな「世界が認めた日本のウイスキー」という分厚い本がありまして、この「山崎さん」に会うために購入した本なのですが、この本もロマンたっぷりなんです。文章も写真も、すべてロマンに溢れている。まるで宇宙の本を見ているようでした。

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宇宙だって、「わからないことがある」ということに気づいた人のおかげでロマンがあるんだと思います。ウィスキーの樽の「経歴」で味が変わるということに気づいた人がいるからロマンが増えたのだと思います。

人ってロマンだけじゃ生きていけないけれど、ロマンがなくては物足りない気がします。そして、人はロマンに夢をみる。お金をつかう。

だから、梅干しにももっともっとロマンが必要なんじゃないかと思っています。あくまでも「梅干しなりの」ロマンです。小さな幸せを毎日感じることだってロマンかもしれないし、健康でいられることもロマンかもしれない。

あの夜、思っていました。「梅干しのロマンは足りないなぁ」と。いえ、あるんです。あるはずなのに、まだ見つけきれていないんです。ぼくはそれを必ずみつけて、形にして、ちゃんとみなさんにお伝えしたいと思います。

ひとまず今年はウイスキーの樽で梅干しを漬け込んでみることに挑戦したいと考えています。はたしてどうなるのか!?おいしい梅干しはできるのか!?未だかつてない作り方だと思うので、またご報告できたらと思っております。

ロマンって、簡単にはいかないことに感じますよね。そして、ロマンを感じている人たちって妙に若く見える気がします。ぼくもそうでありたい!

レッツ、ロマン!!!

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