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新生音楽(シンライブ)が新たなライブエンターテイメントになるために僕らが考えていること。


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インフォメーション

出演:高野寛×原田郁子(クラムボン)
日時:3月24日(火)18:30オープン 19:00スタート
視聴方法:YOUTUBEチャンネルGRAPHERS’ GROUP内にて
(無料で視聴できます)

1:メディアマンとして、音楽家とセッションする。

僕は、普段Eテレの実験的な音楽教育番組を演出しています。
「スコラ坂本龍一音楽の学校」にはじまり、今は「ムジカ・ピッコリーノ」を。

気づけば、かれこれ10年ほどになります。

メディアに記録する映像と音楽の関係について、かなりの時間を費やして考えてきました。

坂本さんと取り組んだ、レコーディングとメディアの歴史。ムジカ・ピッコリーノで百曲近く作っている、名曲名盤をカバーする演奏シーンの数々。

音と映像の関係は本当に不思議です。

僕がここで伝えたいことは割合シンプルです。↓

『音だけで聞く場合と、音と映像とを合わせて聞く場合では、全く聞こえ方が変わるということ』

すごく単純な例で示すと、ベースの音が小さくてもベースの人が映像に写っていれば音が聞こえるような気持ちになります。というか、実際に聞こえてきます。

それだけではありません、映像の色味、質感、編集のスピード、カメラワークのスピード、全てが、音の聞こえ方に、作用します。

そうした映像と音との関係について、もっと知りたい、もっと追求したいという気持ちで、自主制作的に始めたのが、GRAPHERS’ GROUPです。

僕らは、音楽家とセッションするつもりで、メディアに記録しています。

立ち上げから、一年ほどたちましたが、最近ようやく、

トーンのようなものが出てきたかしらと思っております。

3月24日、「新生音楽(シンライブ)」で僕らが目指しているのは、
こういった、映像の質感、音の質感のまま、生配信を行うということです。

視聴いただくみなさんが、どんな風に受け止めていただけるかわかりませんが、
「新しい届け方だな」と心地よく思っていただけたら、僕らの目論見は成功。

高野さんと原田さんの演奏と、僕らGRAPHERS’ GROUPがどのようにセッションするか。楽しみにしていただきたいです。

2:新たな課金モデルをたくさん試す。

ceroによる電子チケット前売り制のライブ配信や、
BAD HOPによるクラウドファウンディングなど、
今、多くのアーティストが、いろんな課金方法を試しています。

そのあたりは、この柴那典さんの記事に詳しく書かれています。


まず大前提としてお伝えしたいのは、
『新生音楽(シンライブ)』は無料で視聴できるということ。

それは、僕らだったらこういう映像のトーン、音で新しい視聴体験を提供できるということを、出演していただくアーティストのファン以外の方々にも見ていただきたいからです!

僕らは、「新生音楽(シンライブ)」という生配信のシステムを、新しいライブハウスや、フェス、のように育てたくて、できるだけ幅の広いミュージシャンの方々に来ていただける場所に出来たらと思っています。

ただ、アーティストの皆さんも、僕らメディアサイドも、収益を挙げなくては、
プロジェクトを継続できません。

今回僕たちが試したいと思っている課金方法が2つあります。それは、youtubeスーパーチャットによる投げ銭と、ネットストアでのオリジナルグッズの物販です。

スーパーチャットによる投げ銭は、アーティストによっては、
抵抗がある方もいらっしゃると思っています。

たしかに、「投げ銭」という言葉は、どうも生々しくて少しザワッとしますね。

でも、拍手の代わりに課金をしていただくと思うと、
それは悪いことじゃないと思っています。
案外心地よいことなのかもしれない、とさえ思います。

アーティストがいい演奏をする。私達メディアマンは、それを最高の状態で届ける。視聴者のみなさんが最高!と思えば、拍手の代わりに課金していただく。

僕たちGRAPHERS’ GROUPの役目は、こんな音で、こんな映像で、演奏を聞けると思わなかった!と思っていただけるクオリティで音楽を届けることだと思っています。

次に、オリジナルグッズの物販について。

ライブの楽しさの一つとして、
「同じ時間を共有すること」「事件の目撃者になること」というのがあると思います。

つまり、アーティストやライブのグッズは、そこにいた証とも言える。

それもライブに出かける大きな楽しみなんじゃないかと思っています。

僕らが今回試したいことは、毎回ライブごとに、オリジナルのグッズを、
アーティストさんと協議の上、制作して、販売することです。

主に、Tシャツや、トートバッグの販売を考えていますが、
一点一点、手摺りで制作、みなさんのお手元に私達が発送します。

↓この人が擦ります(本職TVディレクター 行き過ぎた趣味で印刷技術を習得)↓

大きく言うと、初回に試すのは上の二つですが、課金モデルに関しては、最適なものを見つけるために、今後も、いろんな方法を試さないといけないと思っています。

3:興味を持っていただいたアーティストの皆さん!ぜひご連絡ください。

僕らがやろうとしていることは、音楽業界の慣例から外れたことなのかもしれません。

多分そうです。きっと素人考えで、稚拙な部分も多く含まれているのだと思います。

でも!大ピンチだからこそ、新たな種類の音楽が生まれたり、新しいファンとアーティストの関係ができたりするチャンスでもあると思っております。

私達の試みに少しでも興味持っていただけた方は、
石原(jumpei.ishihara@gmail.com)までご連絡いただければ幸いです。

よろしくおねがいします!

最後に、昨日の僕のポストに、課金いただいた方がいらっしゃいます。

こんなにも励まされるものなのだなと、感動しました。

課金いただいたみなさん、改めまして、ありがとうございました!

皆様にサポートいただけたらとっても励みになります! インディー精神忘れず日々邁進。 どうぞよろしくおねがいします!