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X100Fと東京へ|街の風景とご飯

先週、奥さんの実家に帰る用事があり、東京に行きました。写真を撮る時間はなかったのですが,移動中などで撮った写真を共有します。

⒈空港はドラマシーンの連続

松山空港に来ました。今回は写真を撮る旅ではないのですが、X100Fはこんなときにもコンパクトなので同行していくのにちょうどいいサイズです。

松山空港国内線ロビーにて

空港で飛行機を待っている間、席に座っている人たちそれぞれの人生の中でドラマがあるのかな、と思ったりしました。そう考えるとどういう瞬間を切り取るのが正解なのか分からなくなるし、私の技量ではそういう写真は撮れなそうだとも思ったりします。でも、飛行機の発着の様子と待合席を眺めながら、35mmの広角を活かして撮ってみました↑。空港の飛行機が行き交う瞬間と、飛行機整備で働く方々とこっち側の待合室の様子と、いくつも出来事が同時進行している様子が1枚に収まりました。もしかしたらパノラマ的に切り取るのが、実はこういう、人と時間が流れていく空間ではいいのかもしれないと気づいた1枚です。

⒉暑いオフィス街のギラギラする光と色

街中に移動してきました。日本中暑い日でしたが、23区内の特に、オフィス街に漂う雰囲気と、湿気、建物群で反射する光はまた違ったものだと感じます。いつも写真や動画でお手伝いしている韓国家庭料理柳さんに向かう途中です。

東西線東陽町4番出口近く

街ならではなの、ラインが縦に横にしっかり現れた場面で、街路樹の緑と青、歩道の黄色が対照的な色合いで、目を引きました。こういう、全体的に光がハイライト寄りで、色を強調したい時は私はFujicolor ProH Overexposedのレシピを使います。輝度が全体に上がった感じが、色のかわいさにつながる表現です。レシピの元ネタはFujiXweekly.comです。

Provia
Dynamic Range: DR400
Highlight: -2
Shadow: +4
Color: +1
Color Chrome Effect: Off
Grain: Weak
Noise Reduction: -4
Sharpening: 1
White Balance: Auto, +2 Red & +2 Blue
ISO: Auto up to ISO 6400
Exposure Compensation: +1 2/3 to +2 1/3 (typically)

https://fujixweekly.com

ハイライトトーンが−2なので、ハイライト側の階調がより表現されます。また、シャドウトーンが+4になっていて、黒く潰れ、階調の表現は減ります。その特性を頭に入れつつ、ファインダーを覗きながら露出オーバー気味にダイヤルを回しながら撮影すると、見えなかった綺麗なハイライトと普段みていた色の違った発色とであえて楽しいレシピです。Proviaの綺麗な青やピンクの色設定も十分味わえます。

⒊大好きな韓国家庭料理”柳”で『サムゲタンうどん』を味わう

この日は暑くて、柳さんにきたからせっかくならチゲを、とも思ったのですが、さっぱりしたものがよくて、『サムゲタンうどん』を頂きました。柳さんの詳細はこちら↓。

柳のサムゲタンうどん

暑い日で少し食欲が無くても、さっぱりイケました。サムゲタンの鶏肉がホロホロでとても美味しかったです。と言っても何度か頂いているのですが、やっぱり久しぶりに食べるとその美味しさがしみてくるようでした。
この写真もX100Fですが、35mmの画角を活かしてみて、少し引いて余白を入れて撮ってあげた方が、個人的には気持ちいい写真です。

⒋駅のホームにて

駅のホームこそ、多くのStreetphotographerに撮られてきた場所です。ラインも綺麗に出るし、人間ドラマを垣間見れるし、過ぎ去っていく人のシルエットや電車の動きなどが印象的になる場所です。

駅のホームにて

一度じっくり、東京の地下鉄、山手線辺りを1日〜2日ほどかけて写真をずっと撮っていたい気持ちもありますが、今回はぐっとこらえますw。
1枚目の写真もそうですが、この写真もフィルムシミュレーションはProNegStdを使いました。少しずつ自分の中で流行り始めたのが、ProNegStdからColorを−3ぐらいにして、WBを写真を撮りたいと思った場面で印象的に映る色の方に寄せて、撮ってみる、というのをやっています。
ホームの蛍光のライトが少し穏やかになっているのはBlackmistNo1の効果です。

⒌ホテルのある関内へ

これぞStreetphotographyっていう写真で、自分で言っても恥ずかしいぐらいですがw、こういう場面が頻繁にあるのが都会ならでは、と感じた瞬間です。

横断歩道にて

こういう場面が多くあるのであれば、写真としてはもう少し、光と影や何か要素が足されていくとさらに面白いものになりそうです。しかし、今回は写真を撮りにきたのではないので、Streetphotographyに流れそうな気持ちを抑えてホテルに向かいましたw。

⒍晩御飯はパクチー多めフォー

横浜の関内でホテルに荷物を置いてから、晩御飯の場所を探しました。松山にいるとそんなにない、アジア系のお店が思ったよりたくさんあると気づきました。その中でフォーの美味しいお店に行ってみたら、大正解でした。お店はラーメン屋の居抜きのような店内でカウンター席しかなかったですが、スープが絶品でした。フォーも少し幅があって厚く、美味しかったです。

フォーミンさん

お店はラーメン屋の居抜きのような店内でカウンター席しかなかったですが、スープが絶品でした。フォーも少し幅があって厚く、美味しかったです。

⒎モーニングの窓からの景色

1枚目の少し、パノラマ的に目の前を切り取った写真の気持ちよさが残っていたのかもしれません。次の朝、ホテルでのモーニングを食べながら、外の朝日に照らされた街の景色がいいな、と思って撮った1枚です↓。

ホテルからの眺め

35mmの画角ではパノラマ的な画は表現しづらいですが、この場面と1枚目の写真のように上下が影によって切り取られるなら、残ったハイライト部分が自然とパノラマ的になります。しかも35mmだから、ちょうど見やすいぐらいの幅?なのかな。ここでも、Fujicolor ProH Overexposedのレシピを使いました。通りにある緑と左に見える黄色の対比、建物に当たった朝日と影の対比、手前のホテルのモーニング会場と外で違うドラマが進行している瞬間、こういう対比を1枚に収められる楽しさ。

⒏その他リンクなど

柳さんとの関わりについてはこちらの記事に詳しく書いています。





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