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公開質問状への回答 自民党市議団

こんにちは自由民主党豊橋市議団 政調会長の近藤修司です。 2 月 9 日の臨時議会において、直接請求による住民投票条例案の審議が予定されており ましたので、その影響を鑑み 1 月 31 日までの返信は控えました。 上記の理由に併せ “2 月 9 日以降に対応させていただきます” と 1 月 29 日にメール (藤田氏あて)にてお伝えしておりましたので、公開質問に対する団としての回答をお送り させていただきます。 なお、回答文書に関し公開する場合は 原文のまま掲載し“切り取り”や“修正”を行わない よう取り計らい宜しくお願い申し上げます。


討論でも申し述べた通り、2度目となる豊橋公園への多目的屋内施設建設の賛否を問う 住民投票条例制定が直接請求によって議案となった背景には、浅井市長の公約から端を 発していることが要因の一つであり、条例制定請求を求める貴団体の思いを汲み取る ことができましたが、署名活動で配られたチラシ内容の一部に、情報の正確性に欠ける ものが見られた点については残念であったと考えます。 しかしながら、2 度目の住民投票条例制定請求書が提出されたことは市民の関心が高 まった結果であると認識しております。

豊橋市総合スポーツ公園は、愛知県地域防災計画で広域防災活動拠点として位置づけら れており、愛知県が三河湾沿岸・豊橋海岸の高潮対策として海岸堤防耐震化事業が平成 18年度より開始し平成29年に事業完了されております。 子供たちを含め多くの市民が利用することになる野球場の整備について、野球場は浸水を 受けない高さまで盛土をすることと、メイン球場を避難施設として防災機能を併せ持つよう にするなどの対応により、特定避難困難地域が解消され、万が一の際にも、防災減災対策 として既設のかもめ広場やサッカー場等を利用する多くの市民や地域住民の安全が確保 される整備となることを期待しています。

「豊橋市公共施設等総合管理方針」では、少子高齢化及び人口減少等により公共施設等 の利用需要が変化していくことを踏まえ、長期的な視点をもって、更新や複合化・集約化・ 長寿命化など、施設の最適化を総合的かつ計画的に実施し、将来負担の軽減とともに平準 化を図るとしており、その方針の追補版として複合化や集約化の考えが「施設再配置の考え 方」に示されました。多目的屋内施設の整備内容は、武道館機能を複合化・集約化するなど こうした考え方を踏まえた上で検討を進めたものとなっており、新たな施設整備が直ちに 政策不整合になるものとは考えていません。

「多目的屋内施設」は、スポーツ活動を行う体育館要素だけでなく、プロスポーツやコンサート 興行や大規模イベント開催などをはじめ防災機能を兼ね備えた施設であると認識しております。 市民にとって、「する」スポーツの機会創出につながるとともに、多様な「見る」スポーツの機能が 備えられることで、広くスポーツ振興の推進につながり、市の発展に寄与するものと考えます。 施設として必要となる要素を、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用し、資金の効率的 な活用や財政負担の縮減を図りつつ、官民の適切な役割及び責任の分担の下に施設整備や 運営を進めていくという認識であります。 よって、“民間企業の収益性向上のための支出”にあたるものとは考えていません。

「多目的屋内施設」は、プロスポーツやコンサート興行、大規模イベントなどを想定している メインアリーナのほか、市民利用を想定したサブアリーナや武道場など多様な機能を備えるもの となっていることに加え、こども広場や多目的広場といった豊橋公園の公園施設の整備・維持 管理費用も含めたものとなっていることから、市の一定の負担は必要であるものと考えます。 その中で、BT コンセッション方式の活用は、民間事業者の創意工夫が一層活かされ、自由度 の高い運営により収益を増やすことで施設整備・運営にかかる市の財政負担の軽減が期待で きると認識しているため、PFI 方式の利点を活かしたものであると考えます。

以前より市長には自らの声で具体的な地域説明会の場所、回数を示し説明会を実施しなけれ ばならないと感じており、これまでにおいて市民の皆さんへの丁寧な説明はなされておらず 不十分と考えますので早急な対応を求めます。

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