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マイノリティが「しんどさ」をSNSで発信できる時代に、研究者が社会を調査する意味はあるのかーー岸政彦さん✖︎ケイン樹里安✖︎上原健太郎さんとの大阪対談イベント直前だからこそ書いておきたいこと #ふれる社会学 #岸政彦にふれる

わたしたちを掴んではなさない社会の仕組み。それに「ふれる」手がかりを提示する入門書『ふれる社会学』を編んだ若手社会学者2人(ケイン・上原)が、2020年、最初に対談する相手は社会学者・作家の岸政彦さん!

沖縄をフィールドに、自らがマジョリティ(多数派)であることに自省的になりつつ調査を続けてきた岸政彦さん。

沖縄出身で、自らも沖縄をフィールドに調査を続けてきた上原健太郎さん。

自らも「ハーフ」として「ハーフ」研究を続けてきたケイン樹里安。

マジョリティとして、
調査者として、
当事者として、
あるいは、時にマイノリティとしてーー?

それぞれが「社会を調査する」なかで見えてきたことは何か。

SNS上では、さまざまなマイノリティや当事者が、あるいはマジョリティであることの特権性を「剥奪された」と感じる人々の「しんどさ」があふれています。

こうした時代に、それでも社会を調査する意味はなにか。2020年最初の社会学イベント「#ふれしゃかフェス」で、フロアを巻き込みながら語ります。イベントタイトルは「岸政彦にふれる」です。

とはいえ、話の流れは一切決めていません。

岸政彦さんには「打ち合わせはナシで」と言われております。

#ふれしゃかフェス 第一弾で辻泉さんと対談させていただいたときに、辻さんには『ふれる社会学』は「社会学3.0」なんだと表現していただきました(http://www.hokuju.jp/fureru/fureshakafes1.html)

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岸さんは先ほど、以下のように書いてくださいました。

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「新しい時代の日本の社会学が目指すべき方向を体現」のあたりで顔から火が出そうですが(笑)、しかし一方で、欲望と差別の「対象」である人々の声を聞くことをーー自らの立場性/当事者性を問い返しながらーー続けている、岸さん・上原さん・ケインだからこそ出てくる話はあると思います。

それは「うまくいってる」話ではきっとありえなくて、失敗と挫折と後悔が入り混じったものだと思います(ぼくはそうです)。

でも、それを2020年の最初に、いったん議題にあげることには意味があるのではと思っております。

こうしたモヤモヤと言葉にしにくいものを、20年以上も沖縄で調査をしてきた岸政彦さんと共に、上原さんと一緒に語り合える機会。

とても楽しみです。

少し緊張しています。

場所がライブハウスだからってのはあるかもしれません(笑)

緊張したらぼくは会場で唐揚げを注文します。(登壇者も飲食していいというロフトプラスワンウエストさん、ありがたや。)

ですので、みなさんも、なにか食べたりお酒飲みながら、ゆるゆるすごしてくださいませ。

福岡、名古屋、東京…ほかにも関西のいろんなところから、いろんな方が参加宣言をくださっております。

ありがとうございます。

いい夜になりますように。

チケットはまだございます。でも、お席はだいぶ減ってきました。ご予約はお早めに。

どうぞよろしくお願い致します。

ケイン樹里安





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