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ベランダで野菜を本気で作ってみる? ③  土ってどう選べばいいの??編


先日植えた野菜たち。 皆順調に育っています!!
ナスなんて、一番大きな鉢に入れてあげたから、なんだかゆったりと葉を広げてみたりして、くつろいでます〜〜〜。
ナスは、「座布団くらいの大きさの葉に育てる」と昔から農家さんが言っているから、私のお尻を乗せるにはかなりの大きさまで育てないと!!(笑)

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さて、先日の「ベランダで本気で野菜を作ってみる?②」では鉢の選び方の話をしました。

https://note.com/juliniwa/n/nbb80b45cd6f7

今回は、もう一つ質問の多い、土の話。

土ってなんでもいいんじゃないの??

私もそう思っていました。何なら、公園の土でも持ってきちゃおうかと。
でもベランダでいろいろ栽培をしつついくつかの失敗を経て、やっぱり、原因は土ちゃう? と思うようになったんです。
水やりをしていたら、べちゃべちゃして、何日経っても乾かなかったり、なんだかかた〜くなっていたり、、、、そりゃぁ当時の素人目で見てもおかしい、どうもおかしい、育ってないぞ??と思ったわけです。
そこでいろいろ調べてみたら、やっぱり植物を上手に育てる達人誰もが「土」について言及しているわけです。

そして、私なりにいろいろと勉強した結果、「土の基本用土」というものを知りました。
植物を育てる際に大事な、要素を最低限満たしている基本の土のことです。
赤玉土(草花や野菜などは、小粒。果樹やバラ、樹木などは、中粒〜大粒)と腐葉土(落ち葉が堆積して完熟したもの)の割合が、7:3くらい。

これが水捌けよく、水持ちがよく、そして通気性の良い土を作るわけです。
そして腐葉土は、植物性の堆肥なので、微生物がいっぱい。
この微生物の糞などの排泄物が粘土の役目を果たして、細かい砂と砂を結びつけ、団粒構造というものを形成するわけです。

単粒構造は、海の砂のように水がきてもさっと乾いてしまう、さらさらな土。これだと植物がなかなか根を張ることができませんね。
一方、団粒構造は、団子のようになり重なった土の隙間から、いらない水や養分は流してしまい、自分が今必要な水と養分は蓄えておく土。そして乾くと隙間には空気が入ります。植物の根は、口の役目も果たして、水や養分とこの空気、酸素を取り入れて成長しているんですね。水でベチャベチャだと、呼吸できずにダメになるわけです。

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赤玉土、腐葉土を、こんな風に混ぜ合わせて、プラス肥料を入れます。
腐葉土は、植物性の堆肥なのであまり栄養分はないのですね。
この混ぜ合わせたもので、全ての植物を育てることができます。
観葉植物だって、お花だって、野菜だって、、、
教室では、必ずこの基本用土で一度寄せ植えを作ってもらいます。
そうすると、土の渇いた具合とか、まだ水を含んでいて水やりが入らない、というのがひと目でわかるので。そして、半年経ち、一年経ち、、、と時間の経過とともに、赤玉の粒が消えて、黒々としたフカフカの土に変わっていることを実感してもらうことができます。

畑や花壇の土は?

では、畑とか花壇の土はどうするか、、、というと。
プランターと違って既に既存の土があります。
なので、野菜とか花とか植えたいなぁ!と思うところの土をとにかくスコップが入る30センチくらいまで掘り起こして、石やら、残っている根っことかをできる限り取り除きます。そこに、苦土石灰牛糞などの動物性堆肥を入れて、よく混ぜ合わせます。苦土石灰の役目は、土のpH調整
日本はもともと雨も多くどちらかといえば、酸性より。
でも多くの植物は、中性の状態でよく育ちます。
なので、苦土石灰を入れて中性に修正するのですね。
そして様々な石灰がありますが、苦土石灰が一番効き目が穏やかなので、苗を植えるタイミングもしばらく寝かせなくても大丈夫なので、初心者さん向け。

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私はほとんど花壇ならば、元の土を見て赤玉土と腐葉土、そして牛糞堆肥、苦土石灰を入れて仕上げます。草花の場合には、肥料もプラス。

でもベランダで、いろんな土を買ってきて部屋まで運ぶのも大変!という場合には、やっぱり培養土が便利。先のpH調整などは既に終わっているし、肥料も入っています。一番大事なのは、信頼のおける土であること。

というわけで、また登場(笑)

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いえ、別にこの培養土でなくてもいいのですが(笑)、それぞれの培養土の袋には様々な情報が書いてありますので、是非読んでください。
おススメの理由とかは特に。
(実は、私のプロフィールがながっ!!そしてこの情報いらないし、、と思い、
オススメの理由を書いて付け足しました)

「植物にとって土は、私たちの住まいのようなもの、清潔(病害虫を防ぐ)で、風通しがよく(通気性、水通りがよく)貯蔵もでき(水もち、養分を蓄える)そしてしっかりと建っていること(根の張りが良いもの)が大切です。また適切な肥料によって花や野菜がより大きく、色鮮やかにそして根張りが良くなり株が大きく育ちます。」

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どのメーカーも先にあげた「基本の土」プラス、様々な土壌改良資材が入っており、また肥料などで特徴をつけています。なので、お気に入りの土のブランドが見つかると安心して野菜や花を育てることができますね。
園芸界でもプランター栽培を重視している昨今は、プランターも土もどんどん品質アップしています。
私もこの商品を監修するにあたって、あらゆる土を買ってきて、実際に使って比べてみました。そうしたら、本当にその内容は様々でびっくり。正直、これは、、どうかな、というものもありました。なので、信頼のできる培養土と探すこともガーデニングの成功の第一歩だったりします。
(上記の培養土は、全国のHACなどwelciaウェルシアグループで買えます♪)
花ごころという会社の花ちゃん培養土も私のオススメの土のひとつですよ。

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実は、私は土とか微生物とか大好きで(笑)土の話だけで、何時間も喋れるかも。
また機会があったら微生物の話とかしたいな、、、

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