英語表現使い分け「長所」「利点」
長所・利点を表す英語表現といったら、どんな英単語が思いつくでしょう?以下あたりでしょうか?
Merit
Advantage
Strength
それでは、それぞれの単語はどのように使い分けるのでしょう?
Merit:特に優れた点、賞賛や褒賞に値するもの
GoogleでMeritの意味を英語で検索すると、以下のように書いてあります。
Merit: the quality of being particularly good or worthy, especially so as to deserve praise or reward
つまりMeritは、「特に優れている点、賞賛や褒賞に値する美点」のことですね。
例文:I'll copy her merits.(私は彼女の長所を見習おうと思う)
ちなみに、Meritsと複数になると「手柄」「功績」という意味になります。その人の美点が積み重なると、功績となるといったイメージでしょうか。
例文:The three candidates will be judged on their own merits.(3人の候補者は、その功績によって判断される)
Advantage:相対的に有利となる条件や状況
今度はGoogleでAdvantageの意味を検索してみます。
Advantage:a condition or circumstance that puts one in a favourable or superior position
相手よりも相対的に優位となる条件や状況を指すようですね。
例文:He has an advantage over us in playing basketball, because he is much taller. (彼は私たちよりずっと背が高いので、バスケットボールでは有利だ)
AdvantageにはOverが続き、「XXよりも」という意味になります。「~の場合には」を表す場合には、in doingの形で続けます。
Edge:ライバルより有利となる要素
「有利」という意味でのAdvantageの類語として、Edgeも使えるようにできるといいですね。
Edge: a quality or factor which gives superiority over close rivals
ライバルより優位に立てる要素といった意味です。他の人が持っていない物や事を持っていることを表現したい場合に、よく出てくる傾向があります。
例文: Regarding the command of English, Kana has an edge over the other classmates.(英語力に関しては、カナは他のクラスメイトよりも強みがある)
Edgeも、Advantageと同様、Overで比較先と比較します。
Strength:人やものに帰属する長所
最後にStrengthです。
Strength: a good or beneficial quality or attribute of a person or thing.
Strengthとは、人やものに帰属する長所です。Meritと近いと思われるかもしれませんが、StrengthはStrongの名詞形なので、元々は「肉体的・物理的な強さ」の意味でした。なので、元々その人に備わっている長所、という意味で使います。対してMeritは賞賛や褒賞に値するもので、英語圏の人はMerit badge(ボーイスカウトで一定のスキルを身につけたらもらえるバッジ)をイメージするようです。
そして、Strengthは、AdvantageやEdgeと違い、他とは比較せず、あくまでもその人やものの長所を意味します。
例文: My major strength is speech skills. (私の強みはスピーチ能力です)
上記は、「他にもスピーチ得意な人がいると思いますが、私は自分のスピーチ能力に自信あります」というような意味になるということですね。
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