【同期バンド必見】みんな間違ってる!?ZOOM R8の正しい使い方
お久しぶりです、ジュリアンです
今回はとてもニッチな、だけど地味に需要がある同期機材ZOOM R8のお話をしようと思います
1.ZOOM R8とは
ここまで読んでいる時点で大抵の人はわかってると思いますが
R8とはZOOM社が2011年に発売したMTRで御座います
MTR(マルチトラックレコーダー)なので主な用途は作曲、録音なのですが
ヘッドホンの中にだけクリックを返せるという当時では画期的な機能を搭載していたため
現在では同期音源を流すための機材として広く愛されております
2.なぜR8なのか
理由は大きく分けて2つあります
理由1.SDカードで稼働する
私が音楽を始めた頃、MTRはカセットテープを使用していました
CD-RやHDDに対応した機材もちらほらありましたが、とても高価でなかなか手が出ない中・・・
SDカード駆動!!
SDカードは汎用性も高いし、PCにも繋げられるし、安定してるし、安価だし、大容量だし最高!!
SDカード駆動のおかげで小型軽量化にも成功してます
理由2.これしかない
元も子もない話ですが、同期を使ってライブをやろう!と思った時にPC以外の選択肢がこれしかありません笑
厳密にいうとiphoneなんかでモノラル音源をクリック、オケで左右に分けてオケのみを外に流すという荒技もありますが
モノラル特有の詰まった感じがしてオススメできません
2.ZOOM R8の使い方
では基本的な使い方(なんか説明書みたくなってきたなぁ)
とてもザックリ説明すると、好きなトラックにそれぞれオケとクリックを入れてクリックのトラックをヘッドフォンに返す設定にする
だけです!!
細かいやり方はこの動画シリーズを見るとわかり易いです
3.プレイリスト機能
さてR8を使ってライブをしよう!となったら
セットリストを作らないといけないですよね?
R8にはそんなニーズに応えるために、リストを作る機能が備わっています
各プロジェクトをマスタートラックにバウンスすることによって、プロジェクトではなくシンプルに一つの楽曲として扱えるようになるんですね
簡単に言うとi tuneでオリジナルのプレイリストを作る感じです
例えば持ち曲が10曲あったら、それぞれプロジェクトを作ってマスタートラックにバウンスして
その10曲をプレイリスト内で好きな順番に並べることが出来ます
一見すると非常に便利な機能なんですが
曲間、そして曲の再生時に若干のラグがあるんですよね
「次の曲はナントカ〜!!」
とボーカルが合図を出してから再生しても、感覚的には1秒弱かかるんです
俺はめちゃそこが気になる!!
4.オススメの使い方
ラグが気になるのが一点、それと我々は登場SEや曲間のSEから流れるように曲に移りたかったので新たな使い方を編み出しました、それは・・・
マルッと1ライブ分のプロジェクトを作る!
です
今まではプロジェクトを持ち曲分作って(例えば3分の曲×10個)それをプレイリスト内で組み合わせてセトリ(計30分)を組むやり方でしたが
そのプレイリスト分のオーディオ(30分)をあらかじめ用意してそれをMTRにぶち込むというわけです
✅メリット
とにかくセットリストの流れが完璧になります
曲と曲の間の長さだったり、SEからの流れだったりを予めDAWで完璧に合わせたものを入れるのでラグなんてものは一切ありません
大体我々はSE間でMCもしてしまうので時間に誤差が生まれることもなく
演奏時間が押すこともないです
おまけにマーカー機能があるので、好きなところにマーカーを打ってワンタッチでそこにマーカーを移動することも可能です
自分達は曲の頭毎にマーカーを打ってます
✅デメリット
ライブの度にセットリストを丸々一つ書き出さないといけない
これに尽きます・・・
ライブの都度、DAW内で曲の順番をイジッて30分のオケと30分のクリックを書き出してMTRに読み込まないといけなくて
読み込んだ後は曲を早送りで聴きながら曲頭毎にマーカーを打つ作業をしないといけません
とにかく面倒くさいわけです!!!笑
俺はそれを毎回やってるんやで・・・
5.まとめ
おすすめしておいてやたら面倒くさいやり方だったわけですが笑
神は細部に宿ります!!
美しいセットリストの流れはお客さんの感動にも繋がるでしょう
最初からPCを使ったらええやんと言う声も聞こえてきそうですが、自分はマジでPCが止まるのが怖いので未だに乗り換えられずにいます・・・
システムを組み直すのにお金もかかるしね(ニコ
今回説明したMTRの実際の運用方法をまとめた記事もこちらにあるので
気になった方はチェックしてみてください!!
では良い音楽ライフを〜!
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