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廃陶磁器20%込みの土で作った、オリジナル花器先行販売開始!

フローリストYuki Yoshikawaさんとの共同開発花器の販売開始!

※花器は完売致しております。

とうとうここまできた。
Yukiさんとオリジナル花器を作ろうと話をしてから一年3ヶ月ほど経ち、ようやく先行販売開始の運びとなった。
焼いては調整、また焼いては調整を繰り返し、ようやく決まったフォルムとサイズ。

この形、高さ、脚のサイズから口径に至るまで、かなり緻密に計算された、"活けやすさと出来映えの綺麗さ"という、Yukiさんのこだわりが詰まった花器だ。

このこだわりについてはぜひYukiさんのblogを読んで頂きたい!
下記に一部抜粋する。

洋風のフラワーデザインだけでなく、花を数本、生け花のように剣山に挿しても様になるように花器のフォルムに拘りました。
生け花において重要な要素の1つに「緊張感」というものがあります。花器の足元は細くなっていて、その細い部分が全体を支える緊張感を生み出すように設計しています。
花を数本いけたとき花器の口元に余白部分の美しさが出るように器のカーブのラインも調整しています。
by YUKI YOSHIKAWA

私はといえばこのフォルムのラインを出すのに相当の修行を重ね、さらにサステナビリティを追求する為に廃陶磁器を土に混ぜるという様々な試みにかなりの時間と労力を費やした。

ザラっとした質感の、表面のテクスチャは、細かい陶片の入った化粧土でできている。

何度も考え直した印…。
Yukiさんと私の名前、日本製の文字。

汗と涙、この一年の努力の結晶。
それでもまだ理想の花器ではないとも思える。
かっこいい言葉を借りるなら、これはまだ初めの一歩に過ぎない。
どこまで歩いていけるかわからないが、私たちはこれからまだまだたくさんのテクスチャと、様々な土とデザインを用いて、こだわりのフォルムの花器を開発していこうとしている。
全ては  #ノーフローラルフォーム  の為に。

日本ではフローラルフォーム(オアシス)を使用した花現場がまだまだ主流ではあるが、地球環境の為にも私達人類の為にも、もう一刻も早くプラスチックを産み出す生活から脱しなければならない。
(もちろん個人が出来る範囲で脱プラしていければいいと思う。ただ環境が抱える深刻な問題は、個人が少しずつでは到底解決出来なそうに思えたが…)

あまり口うるさく言えるほど私も地球環境に良い事を徹底できているわけではなく、その点は恥ずかしくもあるのだが、ともかくも自分がしている仕事が少しでも地球環境に配慮したものでありたい。

そう考えている方は割と多い。儲からなくとも、割に合わなくとも、できることから始めていかないと未来がないかもしれない事を知っているのだと思う。

私が告知をする間もなく、Yukiさんの元より先行販売の花器13個は告知後一時間程で全てご購入頂けたとのことだった。
私たちにとって、とても嬉しく励みとなる皆様の反応に、心の底から深く感謝の意を述べたい。
これからも、ひとつずつ大切に製作に励み、色々なものを見て感性や技術を磨き、努力を惜しまず技術向上に努めたい。
Yukiさんの想いに応えられるように。
たくさんの花現場の方に手に取って楽しんで頂けるように。
花が生き生きと咲き誇り、見る方に安らぎや力強さや明るさを届けられるように。
少しずつでも環境にとって優しくなれるように。

ご購入頂いた皆様、ご購入をご検討頂いた皆様、
本当にありがとうございます。
Yukiさんのブログの文章は、とても読みやすく媚のない
パワー溢れるものです!
私はいつも生命力を分けて頂いています笑。
ぜひ読んでみてくださいね^^

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