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「ありがとう」を言えるのは素晴らしい才能


私が担当しているとある生徒は、見た目はとてもイマドキでやんちゃなタイプの子。

初対面では少し怖いくらいの印象を持ってしまう人もいるかもしれません。

でも少し話せば誰だって、その子がとても良い子だと分かります。


なぜか?

その子は「ありがとう」と頻繁に言うんです。

たとえそれがとても小さな事だったとしても。

私の同年代の友達や職場の人だってそんなに頻繁には使わないぞ、ってくらい。


もちろんそれだけが彼の魅力ではありませんが、やはり彼の「ありがとう」にはとても大きな魅力があるんですよね。

(本人は深く考えず、口癖のように言っていると思いますが。)


長らく私は「ありがとう」について考えていました。

そうすると他の生徒の「ありがとう」にも気が付くところがありました。


今回はそんな「ありがとう」についてのお話です。




「ありがとう」を言える子は伸び率が高い


これは私が生徒に勉強を教えている際、肌感覚で感じていることですが…

「ありがとう」を言える子はとても伸びしろがあると感じています。


人の話をよく聞いて、すべてを吸収しようとするんですよね。

「ありがとう」という言葉の裏には、「良くしてもらっているんだから恩返ししなくちゃ」って気持ちも隠れているのではとも感じられます。


勉強は自分のためにするもの。

これは当然なのですが、「自分のため」だけだと頑張れない時が出てきます。

「応援してくれる人のために」って気持ちが入ることで、困難にぶち当たってもより頑張れるのではないでしょうか。





他者の目線に立てるというのは才能


「自分のために時間やお金を割いてくれた」

とか

「自分の気持ちに気づいてくれた」

とか…。


他者が自分に対してやってくれたことに対して、「ありがとう」を使うんですよね。


「ありがとう」って言葉は、相手の目線に立てないと出てこない言葉です。

自分本位の考え方をしている時はお礼の言葉なんて出てきません。



この「相手の目線に立つ」ということができれば、友達付き合いはもちろん、接客業・クライアントワーク・上司や同僚との付き合いなど…

仕事・人間関係の全てを円滑にできるのではないでしょうか。



何より、周りに可愛がられます。

大人に可愛がられると良い事ありますよね。笑


そして相手も「ありがとう」と言われると気持ちが良いので、あれもこれもしてあげたくなります。


「ありがとう」は魔法の言葉ですね。

この呪文を知っていても使いこなせない人もいるのですから、「ありがとう」の使い手はまさに才能の持ち主です。





「ありがとう」が言えるのは素敵な事



先ほどの生徒の親御さんは、ご家庭でも「ありがとう」を沢山言っているのだと推測します。

「ありがとう」が溢れるお家って、きっと家族皆がお互いに感謝しながら生活しているんでしょうね。

なんて素敵なお家なんでしょう…!

子供の頃からこんな素敵な環境で過ごせるって、とても幸せなことではないでしょうか。



「相手の目線に立つ」ことは、大人になってから訓練してもなかなか上達するのもではないと考えています。

(もともと出来ていたのに、途中からできなくなってしまうことはありますが。)


だから生徒には「ありがとう」と言える自分は素晴らしいと知ってほしいし、

これからも「ありがとう」を言える人間であり続けてほしいです。



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