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いい先生と悪い先生

いい先生と悪い先生を見分けるという内容のブログ記事、よく見かけます。

大体が学力の高さで構成されたものですよね。

問題を研究して、予習もバッチリ!ガンガン教えるぜ!的な先生がいいと書かれたものが人気です。

正直いうと日本での学力が高いというのは「機械的な処理がうまい」というところに行き着きそうで少し懸念しています。

つまり、世の中で言われているいい先生というのは「機械的な処理が上手に、大量にできる」という先生が多いかもしれないということです。

でも、「頭がいい」って何でしょうか?

頭がいいって言うのは「自分と他人は同じだ」と考える能力のことではないでしょうか?

日本の「エリート教育」はいまそのことを踏まえて教えているでしょうか?

受験のブログを見ていくと「計算機を育てる」感じがしてなりません。

周りの視覚的に刺激のある情報、聴覚的に刺激のある情報に囚われて「ちょっとまてよ、この情報は誰を幸せにしているのかな?」と考える力は自分の担当しているお子さんに備わっていますか?

世の中は立体的に捉えなければなりません。

画像や音声も大切ですが、文字で書かれたものから画像や音声を想起する力も必要です。

そこが足りない状態では世界のことを考えることはできません。

自分と違うもの、自分の日常と違う世界を頭に思い浮かべることはできますか?

先生方はそのヒントになっていますか?

生徒さんたちはあなたがたの習っている先生がそのように教えて下さるならその方は「いい先生」と考えていいと思います。

なにかの問題に直面した時美しい答えを出さなければいけないのではなく、「どんな問題が出てきても、まずはどのようにそこへ取り組むか?」を教えて下さる先生を自分のチカラで見抜いてください。

こうして書くときっと「お前はちゃんとやってんのかよ?」というご意見を持たれる方もいるかと思いますが、問題に取り組む姿勢は持ちつづけていると思っています。

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