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モノを捨てない暮らしを目指す

先日、ベビーゲートを粗大ごみに出しました。
邪魔だったんですよね、かさばるから。

長女・次女に恵まれて、3人目もできれば、、、と考えて
わざわざ新居まで運んできたものの
ここ数か月、あまりにも育児家事仕事がハードモードすぎて
心が折れました。

3人目とか、一旦わすれよ。

その結果が、ベビーゲートの処分です。

それ、ゴミじゃないんです

市の粗大ごみ業者に依頼すると、予約日にごみを回収しに来た。
大きなゴミ収集車は、これまた大きな口を開けて、ベビーゲートが入れられることを待っている。
既に回収したロッカーや物干しざおも見える。

「300円です。」領収書に金額を書き込みながら、作業員から金額を伝えられる。

私は笑顔で「ありがとうございました。」と、300円とベビーゲートを渡す。
作業員は淡々と、ゴミ収集車にベビーゲートを放り込んでいく。

(それ、ゴミじゃないんです)

突然、大きな声で叫びたくなった。

私にとっては、娘の成長記録なんです。
料理中、後追いがひどい娘をその中に閉じ込めたり、
テレビの周りにゲートを置いて、近づきすぎることを予防したり
たくさんのなんてことない、宝物みたいな日常が詰まっているんです。

モノに溢れた世界線から降りる

モノを持つと、いずれ捨てる。どんな形でもだ。
最近では死後の後始末ができない独居老人が増えているのか、遺品整理業者のトラックも頻繁に見かける。

最後は、何もなくなるんだ。

4歳1歳育児真っ盛りの今すぐ、は難しいけれど、私は『モノを持つ』という世界線から少しずつ降りていきたい。

長く愛せるモノを少しずつそろえる。
洋服も、お皿も、ベッドも。
手入れして手入れして、つぎはぎを直しながら丁寧に。

そんな日常を夢見ながら、私は今日も紙オムツを変える。

おしまい🍎




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