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2023年1月のインプットまとめ

お久しぶりです。冬眠中のため一日の稼働時間が約5時間になっていて、更新頻度もだいぶ落ちてしまいました。
1月の目標は、「12月に買った本を読む」でした。というわけで、いつもより読書量が多めです。しかし予定外に「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」にドはまりしてしまい、目標達成はなりませんでした。ちなみに現在のFE無双のプレイ時間は50時間です。
それでは、今月も個人的見解てんこ盛りでお送りいたします。

1月に観た映画

「アメリ」(2001)

なぜか長いこと、アメリという名の女怪盗が活躍する様を描いたクライム映画だと思い込んでいた。なんで? 今年の初映画に相応しい、爽快感もあり笑える、楽しい作品だった。めちゃくちゃやばいやつばっかり出てくるじゃんと思ったけども、人間だれしも、よくよく観察してみたら変なところばっかりなのかもしれない。

1月に観たドラマ

「SHERLOCK」シーズン2 (2012)、シーズン3 第1話 (2014)

シーズン2くらいから、シャーロックがジョンのことをいかに愛しているかを隠さなくなってきて面白い。執着度でいえばジョンよりもシャーロックのほうが圧倒的に上なのに、ジョンはそれに気づいていなさそうなのがまたこのふたりの関係性の良いところ。シャーロックは劇中で飲み物しか口にしないってどこかで聞いたことがあった気がするが、よくよく注意してみると本当にそうなので面白い。

1月に観たアニメ

「BLEACH」千年血戦篇 第11話(2022)

知らない間に第1クールが終わっていました。終わってしまったものはしょうがないので、のんびり自分のペースで観ようと思う。それはさておき、今回の話はわたしの推しである冬獅郎がめちゃくちゃ可愛くてとんでもない。とんでもないですよ、まじで。一心が元十番隊隊長って、どこらへんから明らかになっていたのかちょっと覚えていないが、一護と初めて会ったとき、冬獅郎はすぐ隊長の息子だって気付いたんだろうか。それを知ったとき、どんな気持ちになったんだろうか。妄想が止まらない。

1月に読んだ本

近藤聡乃『A子さんの恋人』1巻(2015)

ついに買いましたよ、電子版。しかし元がちょっと大判の漫画なので、kindle端末だと若干読みづらさを感じた。のちの展開を知っていると、ふふふとなるところも多々あった。特に、結末についてゆうことけいことA太郎で賭けをするところなんて、誰とは言わないけどさすが!となる。ずっと気になっているのが、A子さんはアメリカに結構大量の日本の本を持ち込んでいるけど、どうやって輸送したのだろう?

ヤマシタトモコ『違国日記』1-9巻(2017-2022)

クリスマスプレゼントと称して電子版を大人買いしました。そして電子だと物量が目に見えないので、あまりたくさん買った実感が湧かなくて危ういなと気づいた。これは読書会でも語っていたことだけれど、『違国日記』を読んでいると、自分の中にある孤独を噛みしめてしまい、とても身につまされて悲しくなる。わたしは家族や大事なひとを亡くした経験は、幸運なことにまだほとんどないけれど、それでもここまで悲しくなるのは、孤独というものが普遍的な感覚であるという証拠だろう。特に4巻あたりを読んでいると、どうしてひとはこんなにも生きづらさを抱えてまで生きていなくてはならないのかと、とても辛くなる。もうすぐ新刊が発売になるのでとても楽しみ。

高里椎奈『雨宮兄弟の骨董事件簿』(2022)

Twitterで新刊情報を目にしてとても楽しみにしていたわりに、読むのが遅くなってしまった。でも読み始めたらあっという間だった。わたしは高里椎奈先生の大ファンではあるけども、普段からエンタメとしてミステリを読むタイプではないので、うむむと思いながら読んでいたが、途中からあれ?あれれ?となって、最終的にはやっぱり高里先生は最高だ!となりました。それ以上を言うとネタバレになってしまうので気になる方はぜひ読んでみてください。とはいえ高里先生の真価は長編で発揮されると思うので、もっと長い話を読みたいなと思ってしまったことは否めない……。

高里椎奈『翡翠の風と踊る死者 薬屋探偵妖綺談』(2022)

大好きなシリーズなのに新刊が出ていたことを全然知らなかった……。一生の不覚。やはり定期的に本屋さんに行けない状況はけっこうしんどい。わたしは薬屋探偵だとリベザル推しなので、彼がとても頑張っていて嬉しかった。まあ彼は頑張っていないときはないんですけどね。しかしなぜこのタイミングで妖綺談の新刊が出たのだろう?

小川一水『天冥の標Ⅰ メニーメニーシープ』(2009)

こちらは年末のセールで合本版が半額になっていたので購入した。合本版になると余計長さを意識してしまう。一巻の上を読み終わった時点で全体の5%しか読み終わっていなかった。5%って。それはそうと、わたしが一番好きな巻はやっぱり一巻だ。ちょっと異世界ファンタジーみがあるところがその理由。しかし初めて読んだときは全然どういうことなのかわからなかったことも、改めて読み返すと、すべて繋がっているので改めて感動する。小川一水さんは、やれることは全部やるつもりでこの作品を書いたらしいけど、本当にてんこ盛り、豪華過ぎて、あまりにも贅沢な作品だ。日本のSFでこれより素晴らしいものを知らないが、もはやすごすぎてSFの枠に収まらない気もする。

小川一水『天冥の標Ⅱ 救世群』(2010)
この巻の真の主人公は千茅だと思う。千茅が最終的にどうなってしまうのかを知っていると、捻じ曲げられてしまった運命をどうにか変えようともがく彼女の姿に、よけい悲しくなるとともに、心の底から応援したくなる。それから、千茅には青葉という友人がいたことが、どれだけ大きな意味を持つのかについて、改めて考えてしまった。

小川一水『天冥の標Ⅲ アウレーリア一統』(2010)
彼を嫌いなひとはいないと思うけど、アダムス・アウレーリアって本当に最高だよね。それからアダムスとジュノの出会いが、アクリラとカドムにまでつながるのかと思うと、ある意味ミクマックが可哀そうになる。わたしがミクマックだったら化けて出ちゃう(アダムスとジュノがそういう関係でないことを知っていても)と思うけど、彼は人間が出来ているからそんなことはしないんだろうなあ。

小川一水『天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち』(2011)
初めて読んだときに一番印象に残った巻。なんせ強烈。当時通学電車の中で読んでいてどきまぎしてしまった。色々な「シーン」が登場するので、どこが印象に残ったかで性癖が暴露されてしまいそう。よっぽど親しい人とじゃないとそんな話はできないですね。ついついアウローラを美少女で妄想してしまうので、全然可愛くないって書かれているところを読むたびにびっくりして脳内映像を修正したのはわたしだけじゃないはず。あと個人的には、みんなに馬鹿にされているラゴスのほうが、なんか可愛くて好き。

その他

アングレーム国際漫画祭
(Festival International de la Bande Dessinée d'Angoulême)

思っていたよりだいぶ大規模で、お金と時間と労力のかかった催しだった。かなり人も多かったし、見るところも多かったので、できれば2日間くらいに分けて周った方が満喫できそう。内容には全然関係ないけれど、漫画祭公式キャラクターの猫ちゃん(ヘッダー画像に映っている子)がとても可愛くて、この子のグッズが売っていないか結構探したけれど見つけられなかった。しかし帰りにこの猫ちゃんの絵のトートバッグを持っている人をちらほら見かけたので、もしかしたらどこかでノベルティとして配っていたのかもしれない。
一番面白かったのは、常設のバンドデシネ美術館(Musée de la Bande Dessinée )だった。バンドデシネとは、フランスの漫画のこと。日本の漫画とははっきり言って全然別物だ。イメージとしては、タンタンを思い浮かべるといいと思う。(タンタンはベルギーの作家の作品だがフランス語圏ではある)このバンドデシネの歴史についての展示が、ずらっと年代順に並べられた作品によるもので、これは壮観だった。それと、特設展のFabcaroという作家についての展示がとても面白かった。シュール系の作家らしいのだが、作風が多岐にわたっていて、興味深かった。代表作は「zaï zaï zaï zaï」など。

美術館以外では、ChapelleにてPhilippe Druilletという作家の作品をもとにしたプロジェクションマッピングを行っていて、これがなかなか面白かった。こういう音と光のアート系ってあんまり好きじゃなかったのだが、これはチャペルの内部の構造と装飾を活かしていて、さらに5分足らずという比較的短い作品だったので飽きずに最後まで観ることができるのが良いと思った。アングレーム美術館(Musée d'Angoulême)では、この作家についての展示もやっていた。そこで流れていたプロジェクションマッピングで使われていた曲のMVが、宇宙人の扮装をしたバンドマンたちが演奏をしているもので、とても楽しそうだったので混ざりたかった。こちらに貼った「ZOMBIE ZOMBIE」という曲です。

それから、漫画祭に行くついでに「フレンチ・ディスパッチ」のロケ地巡りもした。見てもなんとなく映っていたような……くらいの記憶しかなかったのだけれども。近いうちにまた観ようと思う。


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