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ジョージタウンのウォールアート

マレーシア、ペナン島にある世界遺産の町ジョージタウンでウォールアートを見て回りました。
これはいつか直接見たいと思っていました。自分の目で実物を見て、イメージ以上の存在で感動したもの(例えばペトラ遺跡)と肩透かしをくらうもの(敢えて例はだしませんw)がありますが、ジョージタウンのウォールアートは前者でした。

ここのウォールアートの発端は、2012年に開催されたジョージタウン・フェスティバルで、リトアニア人アーティストErnest Zacharevicさんが作成した6つのウォールアートだそうです。
彼の作品はマレーシアの日常生活のシーンを描いたもので、インスタレーションとペインティングを組み合わせられており、訪れた人もその作品に「参加」できます。
彼の作品が有名になってからは、多くのアーティストもここに作品を作成しています。

今回は記録として撮影しただけで終わってしまいました。次回は、誰かと一緒に行って、ポーズの指示を出し、自分の作品を作ってみたいと思いました。

参加型であるため、また風雨に晒されているため、作品の劣化はかなり早いように思いました。今有名な作品の旬はそれほど長くないと思います。
都市が変容していくように、時間の流れまでも作品の一部と考えると、見た瞬間にしか自分にとってのその作品は存在しません。それは写真に切り取ったものととても近いように思いました。
ジョージタウンのウォールアートは刹那的に楽しみたいとおもいました。

暑いので、何度もカフェに立ち寄り、のんびり休みながら見て回りました。有名な作品で見ていないものもあると思いますが、15,000歩くらいの移動距離で写真の作品を見回ることができました。
有名な作品は、昼間は見に来ている人が多くいですが、夜から早朝に掛けてなら観光客がほとんどおらず、じっくり見て回れると思います。ただし夜は街灯の影が出たり光量不足になるものもあります。早朝が一番でしょうか。平日曇った日も影が出にくく撮影しやすいと思います。

ペインティング・ウォールアートより遥かに多いワイヤー・ウォールアートも町の至る所にあります。それについてはまた機会があれば載せたいと思います。

大きな作品なので35mmでは道の反対側からは充分な距離が取れず、斜めからの撮影になりました。
右にあるのはバスケットのリングです。
右下のクーラーの室外機から作品の巨大さをイメージして下さい。
作品の大きさを知ってもらいたいので引いて撮ってみました。
左上にはネズミが。
ここに書かれていた猫は、引き取られた先のランカウィ島で2019年に亡くなったそうです。絵はかなりかすれていました。
以下の一連のウォールアートは、この壁の奥にあるホテルの宣伝のようですね。


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