菅原賢一

会社員の傍ら、コーチをやっています。 「おだやかに機嫌よく過ごす」ことがモットーです。

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脳傾向性診断解説セッションのご案内

先日ご紹介しました「脳傾向性診断」を使った解説セッションを提供します。 自分の「強み」は なかなか自覚できないことがほとんどです。 その人にとってその強みは 意識しなくともごくごく自然にできてしまうことなので 気づくことができないのです。 周りの人からみたらすごいことだと思っていても その人にとっては当たり前のことなので 自分の強みに気づかずに過ごしています。 脳傾向性診断は このような自分の強み(傾向)を 脳科学の根拠に基づいて診断するツールです。 この診断結果の読み

    • 素の自分でいること

      弱い自分をみせたくない気持ちが 働くことがあります。 その気持ちの裏側には 弱い自分を見せることが怖いという 心理が隠されています。 弱い自分をみせると 周囲からどう思われるか そのことにおびえて 無理を重ねるのは けっこうしんどいことです。 逆に「自分は弱い人間だ」 と思えるようになると 自分の感情に正直になることができて 楽になります。 素の自分でいられると 自然に振舞えるし 自然に沸き起こった感情が 素直に表情に出ます。 等身大以上に 自分を大きくみせようとせ

      • 感情と信頼関係

        指示したはずなのに 部下が動いてくれない。 成果がでない。 管理職によくある悩みです。 Heard ≠ Listend 指示指導した言葉を 聞いてもらえたからといって 理解してもらえているわけではないのです。 残念ながら 聞いたように見せておいて やったふりをする というのは 実際によくある現象です。 そのような 形だけの行動でなく 本当に心から成し遂げたいと 思って行動してもらうには 相手の感情に踏み込むことです。 そのためには 相手がどんな価値観をもって ど

        • 忙しさを手放す

          忙しい人に共通しているのは 目の前にやるべきことが 山積みされている状態です。 この状態は あれもこれもやらなくてはならないと 優先順位がつけられずに 対応が中途半端になったり なんで自分だけが こんなにやらなくてはならないんだと 被害者意識がでてきたりします。 忙しすぎるとあまりいいことがありません。 そういう場合は なにをするかというと いったん頭のなかにあるものを 外に出してみることです。 あれもこれもそれもやらないという 混沌とした状態を いつどこでだれとど

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        脳傾向性診断解説セッションのご案内

          非言語情報を意識する

          メールやチャットが業務に使われることで 限られた時間で多くの人に伝えることが 可能になりました。 非常に効率が上がります。 ビジネスなんだから 必要なことが伝わればよいのだと いう人もいます。 ですが ビジネスをしているのは 人間です。 人間には感情があります。 感情を無視してビジネスを推進することはできません。 根回しを行わずに 要件だけをいきなりメールで伝えてしまい 「なにそれ聞いてないよ」と 反発を生んでしまい うまくいくはずのものが うまくいかなくなる経験を

          非言語情報を意識する

          「足るを知る」には

          「足るを知る」 という言葉の意味は あまり欲をかいてはいけない そこそこのところで満足しなければならない という意味だと思っていましたが ほかの意味もあって 『本来、自分に備わっているものを知る』 という意味があるそうです。 自分に備わっているものとは すでに足りているものということです。 あることが自然なことなので それが存在することすら 気づかない。 そんなものです。 他者からみると 凄いと思われるようなことでも その人にとっては 当たり前のことなので な

          「足るを知る」には

          自分の選択

          人は日々いろんな選択をしています。 ですが、その選択は自分の意思による選択でしょうか。 例えば、同僚と一緒にランチに行こうというとき。 自分はラーメンを食べたいという気分で あったにもかかわらず 同僚が 「今度新しくできたパスタ屋にいってみよう」 と言ったので、一緒に行ったとします。 このとき何を食べるかについては 同僚の意思を尊重しているようですが 実は同僚の意思を尊重しようという 選択を自分の意思でしているのです。 ですから たとえそのパスタがいまいちであった

          自分の選択

          正義は一つとは限らない

          「正義」と「悪」 片方が正義であれば もう片方は悪。 とは限らないのですね。 自分が正義だと思っていることでも 他の人はそう思っていないかも しれません。 ですが、自分が正義だと思っている人は そうでない人を排除しようとします。 なぜならば正義ではないから。 悪は排除されるべきだから。 だから争いが起きます。 相手の主張が間違っていると 断定してしまうと その人との関係は対立でしかなくなります。 いくら相手を否定したところで 相手にとっては 自分が正義なので 正義

          正義は一つとは限らない

          不安を言葉にしてみる

          先日、人の名前がどうしても思い出せないことがありました。 身近な人なのに名前がどうしても出てこない。 歳も歳だしとも思ったのですが 「認知症」の前兆ではないかと不安になりました。 そのことを知り合いのコーチに話してみたら 「認知症になることが確定していたとしたら、どんなことが気になりますか」 と質問されました。 それを考えていたら 自分が認知症になること自体が不安なのではなく 自分が認知症になったときに 家族がどうなるのかを気にしていることがわかりました。 という

          不安を言葉にしてみる

          いちど立ち止まる

          頑張ることは悪いことではありませんが 頑張りすぎると ネガティブな感情が出てくることがあります。 頑張ってもすぐに求める結果が 出るとは限らないので 焦燥感や無力感が出てくる。 自分は一生懸命頑張っているのに なぜか周囲はのんびりしているように見える。 なんで自分ばかりが こんなにしんどいのかと 被害者意識も出てくる このような感情が出てきたら 自分を整えるタイミングです。 いったん立ち止まって 余白の時間をとりましょう。 そして 得られていないものを 充足しよ

          いちど立ち止まる

          スタンスを認める

          上司と部下の間で 仕事に対するスタンスの違いが あるとお互いにストレスになることがあります。 上司は 会社を成長させなければならないと 思っている場合 部下は 会社の成長よりも 決まった報酬さえもらえばよいと 思っている場合 そんなとき 上司は部下のスタンスに物足りなさを感じます。 自身や会社が成長するにはどう行動したらよいのか もっと自ら考えて動いてほしいと 思っているにもかかわらず 部下はツバメの子のように 口を開けて仕事を待っています。 一人前の社会人なら

          スタンスを認める

          知行合一

          学ぶことは楽しいものです。 私も社会人になってから ビジネススクールで 経営を学んだことがあります。 忙しい仕事の傍らで ケーススタディを読み込んで予習をしたり レポートを作ったりするのは しんどいことはしんどかったのですが 新たな気づきや学びを得られることは とても楽しい時間でもありでした。 しかし学んだことで 自分の行動はなにか変わったのか。 趣味での学びでなければ 仕事を進めるためにとか 成果をもっとあげるとか 自分に関わる事象を 変容させることが本来必要なわ

          ビジョンを確認する

          次から次へと降ってくる仕事。 そんな忙しい状態が続くと 仕事をするというよりは 「こなす」という感覚になります。 自分はなんのために この仕事をしているのだろうか。 この仕事をした結果 自分や周囲に何をもたらすのだろうか。 あまりにも忙しいと こうしたビジョンが いつのまにか色褪せていることがあるかもしれません。 そこで余白の時間。 急ぎの仕事もあるかもしれませんが それはいったん置いておき 自分のビジョンを考えます。 緊急ではないけれども 重要なことです。 そ

          ビジョンを確認する

          苦手な人への接触

          「このひと苦手だな」と思ってしまうと できれば接触したくないと思います。 その人が居るところを見ると 意識的に遠回りしてみたり。 人に関わらず 苦手なものがあると それを避けようとするのは 自然なことです。 でも 苦手なものをそのままにしておくと 苦手なものばかりが増えて 自分の行動量が落ちてしまいます。 どうしても嫌なものは 避けてもかまいませんが 意外と簡単に 苦手を克服する方法が あります。 それは接触する回数を増やすことです。 「ザイアンスの法則」と呼ば

          苦手な人への接触

          目標を持つ意味

          目標とは 現時点にはない未来の姿を設定するものです。 いまと同じ状態を維持するのであれば 目標は必要ありません。 目標は自分で設定したものでも 与えられたものであっても 構わないのですが 目標を設定するということは 「今にはない未来を作る」 「その未来とはどういう姿なのか」 を具体的にイメージして 期限を決めて 実現に向かって取り組むことです。 今と違う未来を作るには それまでの行動を変えなくてはなりません。 つまり 目標とは行動変容を促すものなのです。 ただ

          目標を持つ意味

          権限を委譲する

          部下への権限移譲は大事なことだと 頭では理解していても 実践するのはなかなか難しいものです。 確かに権限移譲がうまく機能していると 部下の能力向上や 組織の生産性を高める効果があります。 しかしながら 権限を委譲しているつもりでも 結果的にはそれが放任につながってしまっている ことが時々見受けられます。 権限移譲は英語では ”empowerment” と言います。 つまり上司のもつパワーを与えることです。 具体的には 上長の役割のうち一部の権限を渡すことで 部下の成

          権限を委譲する