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こんな店があったのか

最近気持ちが凹んでいていろんなことがうまくいかない
原因は判っているけどそれを認めたくない。
そうすると、いろんなアクションを起こすのが億劫になり
いつの間にか人間関係も疎遠になりはじめ…
そんな私を見かねて
友人が美味しい店に誘ってくれました。
 
場所は京都市東山区にある八坂神社のたもと
そう四条通りの東の突き当り
で、行ってみてびっくり
数十年京都でいろんなご飯を食べさせてもらっていますが
この場所はいつも素通りでした
とっても反省です。
 
はてさて、あなたは上の写真で分かりますか?
八坂神社の朱色の垣が途切れたところ
ひっそりとそしてこじんまりとした入り口が見えます
ここが「柚子屋旅館一心居」の入り口です

ひっそりとした入り口

京都の風情を残したオーベルジュですが
今回は昼食のみでお世話になりました
献立は「鯛柚子鍋膳」と「柚子ぞうすい膳」の二つのみです

ランチにはちょっとお高め

二つともなかなか良い値段ですが、
その雰囲気、しつらえ、料理を堪能すれば
充分その値段は納得できます
 
さて、通りに面した黒塗りの格子戸をあけて
打ち水がされた石段を上がります。
この雰囲気だけで、期待はめっちゃ膨らみます
何か、隠れ家のような雰囲気です
緑がとても美しくて、八坂神社前の大通りがあるのにとても静かで
さすが京都の旅館という感じです。


期待が膨らむ石段

玄関の写真も撮らせてもらったのですが、
私が映り込んでしまい今回のアップはアウトでしたm(__)m
で、玄関の黒い格子戸をあけると
こんな景色が目の前に広がります。

水が打たれた通り庭

左手に帳場があり、右手に「おくどさん」があります
そして、長い通り庭があり、今回は突き当りの広間のテーブル席でお膳をいただきました。
下の写真が現役の「おくどさん」で、
ここでお膳のご飯を炊かれているようです
見栄えもグッド、ご飯の味もグッドでした。

使い込まれたおくどさん

そして、いよいよ「柚子ぞうすい膳」の始まりです
先ずは「先付け」で、16種類の料理が小皿で堪能できます
京都の夏は「鱧」ですが、もちろんいただくことが出来ます
漬物、京野菜、田楽、鱧、鯛、煮凝り、卵焼き、その他もろもろ
食べるのに忙しくてチェックが追いつきませんでした。
あ、左手にあるのは「柚子のサイダー割」で
これもすっきりとした味で料理とのマリアージュはとてもよかったです。

どれからいただきましょうか

これを全ていただいた時点で、お腹はもう半分くらい満足 
次の料理は「鮎の塩焼き」でした

鮎の塩焼き

身がホロホロとして柔らかく、
お腹には苦みもちゃんとあって美味しかったです
 
そしてこの料理がメインの「柚子ぞうすい」です

ちょっとフライングで食べちゃいました

卵でとじてありますが、柚子の香りが爽やかで
この鍋はあっという間に平らげてしまいました

雑炊は小分けしていただきます

この時点で、お腹はとっても満足
ほっとしてしつらえを見ながら友人と話していると
次なるものが…
最後に通されたのは
熱いほうじ茶とお菓子です
今日のお菓子は「わらび餅」でした。

こんなあたりも京都ですね

もう感激で、凹んでいた私はつかの間の幸せを感じていました

水が打たれた石段はまだ涼やか

で、つかの間の幸せな時間が終わりを迎え
後ろ髪をひかれながら打ち水がされた石段を下りていきます。
今度は冬の寒い時期に大切なひとと来たいな…と思わせるお店でした。

今後のためにパンフをもらいました

店  名  ごはん處 柚子屋旅館一心居 
住  所  京都市東山区祇園町八坂神社南隣545番地
営業時間 ランチ  11:30~14:00
     ディナー 17:00~20:00
席  数  60席
URL  http://www.yuzuyakan.com/
 
 
ここまで読んでくださって
ありがとうございます。
またこのブログを訪ねてみてください
ありがとうございました。

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