高速道路は団体競技 運動会シーズン突入
いかに速く目的地に辿り着けるか!!!
赤の他人同士が、
たまたまその時間帯、
たまたまその高速道路に乗り合わせただけで、
連帯感が必要になる。
初めて事故渋滞に巻き込まれた際、
高速道路は団体競技
という言葉が頭の中に浮かんで 静かに目を閉じた
人の限りある時間を有効活用させてくれるはずの高速道路で事故渋滞。。。
もう、予測していた時間に目的地に到着することは叶わない。
免許取り立ての若者が 調子に乗ってスピードを出しまくったのか?
社会人が仕事の出張で高速を爆走したのか?
整備不良で、通常運転が不能になり事故をおこしてしまったのか?
一台が事故ったら、そのチームは先頭を走っていたとしても、一気にビリに。
万が一、自分が急激な体調不良に陥った際には、
ハザードランプを付けて路肩に停車したいと思っている。
高速道路は団体競技だから。
幸い、この事故では命の危機に陥った方はいなかったようだった。
もし自分が、健康な状態で事故渋滞に巻き込まれたら・・・
突然やって来る尿意とも戦わなければならなくなってしまうかもしれないし、
真冬であれば、どんどん減っていくガソリンメーターとにらめっこしながら、寒さに怯える夜を迎えるかもしれない。
真夏であれば暑さもあり、さらにイライラが募ってしまう。
さらに こどもを同乗させていようものなら、
一気に神経が研ぎ澄まされる。
・・・・・いかにしてこれからの時間を乗り切るか・・・・・
高速道路は団体競技
この言葉を伝えたとき、友達は名言だと 感心してくれた。
そして、女子には馴染みのない「オービス」という速度測定器の名前を私が知っていることにも驚嘆してくれた。
私は車の運転が 大好きだ。
お菓子の「ぷくぷくたい」
ハート柄が出たら ラッキーらしい。
これは私ではなく、家族が引き当てて、喜んで撮った写真だ。おめでとう。
わたしが選んだぷくぷくたいは、普通のぷくぷくたいだったよ。
高速道路では ラッキーなメンバーと最短時間でゴールを迎えたい。ぷくぷくたい。
あおり運転
もちろん、あおり運転はいけない。
免許取り立ての頃、
高速でのんきに右側の車線を走っていた際に、
めちゃくちゃパッシングされた。
後続車が見えるルームミラーを さほどチェックもせずに走行していた。
やたら視線を感じるな。。。
あ、邪魔なんだ。そして思い出した。それまでまったく気づかなかった。。。が、思い出した!
教習所で、
●高速道路は基本的に左車線を走行する。
●右の車線は、追い越す際に使用する。
と習ったことを。
運動会のリレーと一緒じゃないか!!!
リレーも追い越すのは、右側から!!
やっぱり、高速道路は団体競技なんだ
しかし、以前の のんきな私のようなドライバーはたくさんいる。
免許更新の際に、「高速道路では基本的に左側を走行しましょう、右の車線は追い越し車線ですよ」を復習してもらうことにした方が良いと思う
初心者マークを付けている車や高齢ドライバーが、
晴天の高速道路を80キロくらいで右側の車線をひたすら走行しているのをよく見かける。
そんな時は、忘れているんだなと思い、左車線から追い越しさせてもらう。
ルームミラーで確認すると、相変わらずのんびり右側を走行している。
これでよかった、仕方がなかったと納得することにしている。
安全が一番。
若者たちとレンタカー
以前、家族と高速道路を走っていると、前方に「わ」ナンバーを付けたレンタカーが、走っていた。
天気も良いのに、後ろ側のワイパーが元気に左右に動いていた。
ゴムがちぎれる。。。ワイパーのゴムが。。。
追い越し車線からその車に追い付き車内をのぞくと、楽しそうな男女数人が乗っていた。大学生であろう。
車内にある紙(さっき食べたポッキーの袋が1袋残る箱からその1袋を取り出し、手で破り開いただけの間に合せの紙)に書いて後ろのワイパー!
と家族が窓を開けて見せようとするが、強風で紙がビラビラになびき、まったく伝わらない。
そこで、身振り手振りで「おたくの車の後ろのワイパー、元気に動いてまっせ!!!」と伝える。
若者たちがなんだなんだ!
隣に並んできた車が同じ速度で走ってきた!!
しかも必死に何かを伝えようとしている !!
はじめに気づいたのは、後部座席中央に乗っていた男の子。
そして、隣の女の子と 並走してきた赤の他人の必死の訴えを何とか読み取ろうとする。
そして、車内の男女が後ろを振り返った!!
「気づいた!!!」
そう、おたくらの乗ってる車の後ろのワイパー、ゴムが引きちぎれんばかりに元気に仕事してくれてまっせ 涙
後部座席の男女が運転していた男の子に伝える。
すると、あわてふためく若者ドライバー。
後ろのワイパーの止め方がわからない様子
わかる、わかるよ、レンタカーだし。
免許取って間もないんでしょう、
動かした覚えもない人に、止める術などわかるわけがない。
その様子を見て、さらに私は、家族にハンドルの左側のバーを回せ!!!ということを身振り手振りで伝えるように促す。
これはもはや、
赤の他人同士のジェスチャーゲーム!!@ 高速道路
若者ドライバーが やや視線を下に向けて、ハンドルの下にあるバーに気づいた様子!
そして、回したのであろう。。。
ついに!!!!!
お隣の車線を走るレンタカーの後ろのワイパーが、やっと休むことができた。
同じ速度で並走する2台の車内に、同時に笑いが生まれた瞬間であった。
後部座席に乗っている数人の若者たちは、
両手を合わせ、拝むようなしぐさをして お礼を伝えてくれた。
運転に必死のドライバーは、苦笑いをしてハンドルを強く握りしめるのが精一杯だったようだ。
ごめん、プライドを傷つけてしまったかもしれん。
それでも、車の運転が好きな自分は、レンタカーのワイパーのゴムの痛みが気になってしまったのだよ。
ごめんね。
素敵な楽しいドライブを。
私たちの 並走を見ていたかもしれない後続車の方、
温かく見守っててくれて、ありがとうございました。
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