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キューバ4日目(ゴッキーと、お絵描きと)

<2004年のバックパッカー日記より。キューバ4日目>
6月18日(金)

今日は11時ごろに出かけてObispo st.にあるInfortourというところへ行き、24日に乗るバスのチケットを予約してきた。えらく簡単だった。

今日は朝起きて電気をつけたとたんにゴキが急いでドアを上っていくのを目撃し、「もういやぁー」とかなりお怒り気味(昨日のこともあり…)。
キューバに対して文句つけまくりで(っていうか、カストロにいろいろ助言したいって思ってたもん)、「なんでこんなに暑いねんー」「なんでこんなに道汚いねん、うんこいっぱい。はえもいっぱい。くちゃいし、もういやぁー」と心の中でぶつぶつ。

話しかけてくる男性たちも全て無視することにした。けっこう心が傷んだけど、でも「チーナ、チーナ」と言われて「いや、ハポンやし。しかも国名で呼びつけられても」と思うし、あげくの果てにはパンを食べていたら「ハポンがパンを食べてる」と何十回も言いながらくっついてくる人がいて、ほぉーんまにイライラ。

異文化カルチャーのクラスで、異文化に入ったときにはhighとlowを経てnormalの段階に入って適応する、と学んだけど、まさにlowの段階なのかも。

旅の友、Lonely Planet(2004年1月出版のもの)


でもね、Plaza Viajeというところまで逃れて、座って絵を描き始めたら不思議と誰も寄り付かず、たまに寄ってきてもPoliceのお兄ちゃんが「僕も絵が好きなんだ」と口に手を当てて(これはみんながよくやる「bonito」とか「bien」というしぐさらしい)言ったり、おじいちゃんが来て絵の指導をしてくれたり(北斎の話をしてたけどスペイン語さっぱりわからず)、おじいちゃんに命じられてホテルで働いているらしいお兄ちゃんがお菓子か何かの裏紙をもってきてくれたり(ロンプラの空きスペースに描いてたから)、なかなかおもしろかった。

帰って寝て、6〜8pmまでLくんのお友達のAくんにスペイン語のレッスンをしてもらったけど、すごく熱心な良い先生でした。ずっと復習をしてたけど、まだ宿題にも手をつけていない。明日やらねば〜。

バスの予約金$4

◇(2024年追記)
毎日の日記があまりにも長いので、ちょこちょこ飛ばすことにします。この日に「昨日のこともあり…」と書いているのは、前日にだまされそうになったため、ちょっと人間不信になっていたようです。
いま振り返るとキューバについては良い記憶しか残っていないのですが、当時はこんなにイラっとしてた日もあったんやなぁ。
当時のキューバでは、男性が道ゆく女性(特に旅行者)に声をかけまくっていました。私は「チーナ(中国人)」「ハポン(日本人)」としょっちゅう言われ、慣れるまでは疲弊していたような気がします。
それにしても「カスロトに助言したい」って……。なんて言いたかったんや、わたし。
そして、ロンプラの空きスペースに絵を描いていたことなんて、すっかり忘れてました。「旅に出て絵を描く」というのに憧れて、下手でもいいや、と時々絵を描いていたのでした。しかし、日付が堂々と間違ってますね。なんでや。


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