ジリキシン

第25回学生選手権準優勝、詰将棋解答選手権5位、アマ名神奈川代表、オール学生団体優勝、…

ジリキシン

第25回学生選手権準優勝、詰将棋解答選手権5位、アマ名神奈川代表、オール学生団体優勝、社団戦一部準優勝など。

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  • 角換わり同型後手で必ず勝ちたい人へ

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角換わり同型6六歩4四歩型で後手番で勝つ!!【1】

後手が44歩と突くと、先手が先に45歩と仕掛けることができ、先手にやや評価値が傾く。よって、プロ棋戦では最近ではほとんど前例がない。しかし、この局面からはかなり激しい展開となり、研究を深くしていた方が勝つ。またこの局面は先手の腰掛け銀に対してほぼ100の確率で誘導できるため、研究を入れておくことはかなりコスパがいいと考えた。この局面から△同歩▲同銀△55銀▲24歩△同歩▲25歩は双方の最善で、同銀ではなく同桂、24歩ではなく、35歩の分岐はあるが、今回は以下、△47歩▲38金

    • 詰将棋解答選手権振り返り(第一ラウンド)

      詰将棋解答選手権に初出場して、幸運なことに5位に入ることができた。一言で言うと良い順位で嬉しかった反面、悔しさもかなりあった。(その理由は読んでいけば多分書いてるはず) さて、時間は選手権当日に遡り第一ラウンド開始の合図が鳴り響く。 問題用紙をひっくり返し、第一ラウンド90分の格闘が始まる。過去問だと1問目は5分以内で解けることが大半だったので、今回も1問目は瞬殺してやろうと問題を睨む。 初手は63飛一択だと思ったが、(というのも74玉とした形が、開き王手の形になり、いか

      • 将棋における思考過程を言語化してみる。

         将棋を指すときには、コンピュータ将棋も人間も2つの要素を使って考えています。大局観と読みです。大局観は、ある局面をパッと短時間考えて俯瞰し、大まかに評価することです。読みとは、ある局面から具体的な手を数手先まで精密に考えていくことです。いくら大局観が優れていてもパッと見自玉は詰まなそうだから攻めていいやと思って攻めると詰まされて負けるケースもありますし、いくら先の先まで読めても、読んだ先の局面の評価が間違っていたら形勢を損ねます。また、読む手の候補は大局観を持って絞っている

        • 角換わり同型66歩44歩型で後手番で勝つ!!【4】

          まずは前回の途中の▲83桂と打ったところから。以下、△62銀▲71桂成△同銀▲62銀△93角▲71銀成△同角▲62銀△82銀▲71銀成△同銀▲62角△93角と進んで次図。 千日手調の手順が続くが、図2以下、▲73角成とするのが好手。盤上に角のあるタイミングで千日手調の手順を打開するのが先手の得策。▲73角成は▲71飛成からの詰めろなので、△92玉として、ギリギリの受けでかわす。△92玉に対して先手も一旦▲88玉とするのが勝負の呼吸。このあたりは初見だとお互いほとんど指すこと

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        角換わり同型6六歩4四歩型で後手番で勝つ!!【1】

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          角換わり同型66歩44歩型で後手番で勝つ!!【3】

          図1から▲44歩の変化 ▲44歩はほとんどやってくる人がいないため軽めに書く。▲44歩に対しては、△45桂と跳ね、▲同桂には△77桂成▲同玉△44銀としてほぼ互角の変化。▲同桂ではなく、▲43銀と攻め合うのは、△同金▲同歩成△同玉▲23飛成△54玉として後手優勢。これもかなり怖い形だが、△67銀からの特攻があるのと、後手玉は寄りそうで寄らないため実は後手勝ち。 図1から▲43歩の変化 これは今まで見てきた変化の中で最も頻出かつ手強い変化。▲43歩以下、△52玉▲44銀

          角換わり同型66歩44歩型で後手番で勝つ!!【3】

          角換わり同型66歩44歩型で後手番で勝つ!!【2】

          前回はこの局面に行き着くまでの変化を見ていった。何個か落とし穴があり、先手も手順前後が許されない慎重な対応が必要だった。しかし、この局面に行き着くと今度は先手に有力な手が何通りかあり、後手は一つ一つ準備しておく必要がある。前回にも述べた通り、▲34角、▲44歩、▲34銀、▲43歩の変化をみていく。 図1以下▲34角の変化 ▲34角は玉の逃げ道を牽制し後手玉を寄せていく目的。この角が邪魔なのでまずは追い返す目的で△45桂▲同桂△33歩とする。▲25角と逃げると飛車の効きが止

          角換わり同型66歩44歩型で後手番で勝つ!!【2】