見出し画像

子どもが学ぶ教室へ

専門にしたいのは国語!

国語に力を入れたいと思うようになって3年になりました。今年も「国語が教室を変える」と信じて学び続けています。

でも、これでいいのかな?

国語といえば、言語活動を通して指導事項を身につけるもの。言語活動こそが国語のおもしろいところであり、難しいところであると感じています。意見や提案などの考えを話したり聞いたりする、調べたことをまとめた〇〇bookをつくる、内容や感想を伝え合ったり演じたりする…などの様々な言語活動例が紹介されています。私たち教員はこれらの中からしっくりくるもの、得意なもの、経験のあるものを選び授業をつくろうと考えることが多いのではないでしょうか。もちろん間違いではないと思います。
でも、今の私にはこれが腑に落ちないというか、違和感を感じるというか…。本当にこれでいいのだろうか。

授業てらすで学んだ新たな視点

授業てらすには、素敵なメンバー4人で授業をつくる「フォーマンセル」という学びの場があります。私が「これでいいのかな…?」感じているのは、昨年のフォーマンセルでの学びからです。国語観、さらには子ども観までを変える出来事が起こりました。ちょこっと紹介いたします。

それは国語の物語教材についての授業をつくっているときのこと。私が書いた指導案や提案をもとによりよい授業の在り方について考えていました。
 「こんな発問はどうだろう?」
 「この文とこの文がつながるよね。」
 「この部分に着目させたいね。」
一通り練り上げられてきたとき、ふとこんな一言が飛び出しました。
 「これって、子どもが考えたいことなのかな。この際、子どもが考えたいことからスタートしてみては。」
今のクラスは少人数。児童数は片手で数えられるほど。つまり、子どもに合わせていくらでもアダプトしていける。もっと子どもの思いに沿って授業を進められる。この一言を機に、私は新たな視点が見え始めました。

「子どもの問いからスタートする」

当たり前のことだけれど、できていなかったこと。うまく扱いきれていなかったり、疎かにしていたり、教師の思いを優先していたり…反省すべき点でした。この一件から「子どもの思い」を今まで以上に熟考するようになりました。もちろん国語に限らず、すべてにおいて。子どもが学びたいことを学べる教室になるように。この視点は私の奥深くに根付いてきていると感じています。教師としてこれからも意識し続けていきたいなあと思っています。

あゆ🐟

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?