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令和6年度第1回授業公開チーム

政治は本来身近なもの

5月18日(土)8時30分から始まった本セミナー。
早朝にも関わらず,参加してくださった皆さんには心から感謝申し上げます。
5名という少人数でしたが,深く語り合うには良かったと思います。
6年生とはいえ小学生にとっては縁遠い「政治」。
それをどう解きほぐして子供たちに提供するか。
9回目の6年担任だが,いつも悩みの種でした。
だが,本セミナーを終えて「教室にも小さな政治がある」と気づくことができました。
僕たちの生活のために政治はある。
そう考えればごく自然な思考といえます。

授業の実際

実際に事故の判例を資料に

実際に小学校6年生が起こした事故を資料に,その子に賠償責任があるかどうか考えました。
これは15年ほど前に,僕が参加した中央区立泰明小学校で行われた研究発表会の追試です。
あれから追試を繰り返し,今回で6回目になります。

「事故を起こしたから責任があるに決まっている」
「おばあさんの動きを予測するのは難しい」
中にはノートに現場のスケッチを書きながら,道路の幅やおばあさんと自転車の立ち位置なども想定しながら,前のめりに話し合っている子もたくさんいました。

padletは意見だけでなく,資料なども共有しやすい。板書の代わりにもなる。

より具体的に

廊下と事故の道路幅が偶然同じ2m。自転車を使って実証実験

おばあさんが進路を塞いできたタイミング,道路の幅は2m。それが広いか狭いか…。話し合いが停滞してきたので,少し体を動かすことにしました。
それを実感させるために,自転車通勤の僕の愛車を使って,同じ2m幅の廊下で簡単な実証実験を行いました。
テレビドラマでもよくこのようなシーンを見るので,それをヒントにしました。
できれば子供たちから「試してみたい」という声があがれば最高なのですが,「先生の使っている定規が1mだから…」という声が聞こえたので,良しとします。
(授業の流れによっては,この実験はやらないつもりでした。)
そして…

できればこの判決も子供たちに探させるべき,という意見をセミナーでいただきました。
全く同感です。
次は,自分たちで調べられるような判例や,もう一つ意見のあった「学校での事故」を資料にしてみたいと思いました。

もっと見られたい

自分の授業を45分間しっかり見直し,しかもそのことについて意見や指導をもらえる機会などなかなかもらえません。
これからも機会があれば逃さず,見てもらいたいです。
そのために,それに耐えうる教材開発,研究を重ねていきたいと思います。

            授業てらす 2期生 ちんぺー_河根 慎一

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