福島甲状腺癌

2016年、3月11日の報道ステーションで、福島の子供の甲状腺がんについてやる。

と聞いてビデオに撮った。

 これが、大正解。

それを1回観たが、ちゃんと分からない。

 それで、何回も、何回も観た。

そして、まとめてみた。

 ※印の所は、ワシの戯言だ。


福島の調査で、子供(18歳以下)から甲状腺がん(確定)が166人出た。

震災前は11万人に1~3人と言われていたものが116人。


「そのことについてどう思うか?」と塩崎恭久厚労大臣に聞いた。

その答え

「この問題は委員会でも大分取り上げてきたが、指摘のデーターは福島県で行った国民

健康調査によるものである。※そんなこと知ってるよー。

福島の放射線による健康被害、健康管理については環境省の管轄なので厚労省として

コメントする立場にないと思う」※思う、思うってなに?考えはないの?

「国民の健康という側面から厚労省としての見解はどうなのか?」という質問には、

「今も申した通り、放射線による健康については環境省が担当。ということです」

  ※だから、それは、簡略化された組織図を述べただけじゃろ。大臣の考えも見解も

ないのかーい!、


それは、福島原発事故(事件)によって放射能が出た事と、この甲状腺がんが166人

出た事とに因果関係はあるのか。という番組内容だった。


 甲状腺がんの調査、1巡目(2011年10月~2015年4月)で

115人の甲状腺がんが見つかる。

2巡目の本格検査(2015年5月~2016年)で、51人の甲状腺がんが見つかる。

合わせて166人となった。

 ※一般的に年間100万人に1人か二人と言われている甲状腺がん。

つまり、5年で年間2人として、100万分の10人が、166人ということか?

 異常でしょ。


放射性ヨウ素が、内部被ばくによって甲状腺がん(甲状腺乳頭がん)となる。

と言われているが、甲状腺がんは非常にゆっくりで、殆ど転移がないのが通常だという

それが、福島の子供はリンパ節、肺への移転が74%と非常に多い。

 それについて、福島甲状腺検査評価委員会の座長である星北斗、福島県医師会副会長は

「甲状腺がんは、発見時点での病態が必ずしも生命“には”影響を与えるものではない

(生命予後の良い)ガンであることを県民にわかりやすく説明するように」としている。

「放射線の影響があって甲状腺がんが増えて行くか」という質問に

「現時点では、私はそうは見ていない、ただ頭から否定する気もない」としながら

“放射線の影響とは考えにくい”という結論を出した。

 ※何でー、じゃぁ、これだけ増えて出てきている甲状腺がんをどう考えたらいいの?

そう“見ていない”?否定する気“も”ない?現時点“では”?私“は”そう見ていない?

     なんでー!?  随所に逃げを用意した現実を否定した話。


子供ががんになって手術を受けた子供の父親が病院の医師に聞いたところ、医師の

返答は「原発とは関係ない」と冷たく話にならなかったという。

※甲状腺からがんは転移している、2年で驚異的に3㎝になってる事実があるのに、

事実を真摯に受け止めない体制が、患者の質問に対して

医者達に「原発、放射線と甲状腺がんは関係ない」と言わせる。


彼ら(子供ががんになった親達)は、差別を感じ、他の人と話せない孤立感を感じ、

セカンドオピニヨンを受ける所も分からない現状に「3.11甲状腺がん家族の会」を

立ち上げた。

 会の世話人である武本泰さんは「患者数が増えて行く中、患者や保護者同士が繋がら

なきゃいけないのではないか」と、現在は5家族がそこで活動している。

 ※番組の司会者は「勇気を持って番組に出演し話してくれました」としながらも、

音声を変え顔を写さないその人たち(子供、親)に、そこで暮らしている縛りを思う。


<放射線の影響とは考えにくいと評価する>という福島検討委の、中間報告、

最終案が出た。

 その理由は、

1被ばく線量が少ない 

2がん発見までの期間が短い 

3事故当時、5歳以下からの発見がない 

4地域別の発見率に大きな差がない 


 そして、津田昌一朗、国立がんセンター検討委員は、過剰診断で、今まで見つからな

かったがんまで拾いあげていることでガンが増えている。と言う.

 もともと、甲状腺がんは長い時間掛かってがんになるのが、神経質?慎重になるあまり

見つける必要のないものまで見つけている。と言うのだ。


 鈴木愼一、福島県立医科大学はその殆どの手術(116人)を行ってきた。

彼に「過剰診断なのか?」と聞いたところ、

「今回見つけたがんは、もうすでにリンパ節に転移したり甲状腺外に出ていたり、また

それが強く疑われるものに対して治療している」と言う。

  転移している者は74%だった。

なのに「放射線との関連性はないと考える」と言うんだよねぇ、なんでー、

フッシギー、分からん。


1次眞司、弘前大学被爆医療大学研究所が、事件直後に線量を調べた。

その60人足らずのデータから被爆線量がチェルノブイリより少ない。と言ったのを

聞いて星座長がそこを取り上げたのだが、床次氏は「そこの少ないデータと住民全体

の被ばく量を結びつけるのは乱暴だ」と言い

「“放射能の影響とは考えにくい”と書かないほうがいい」と言う。

先ずは、非常事態で当時の日本の正しいデータがないのだ。

そして、チェルニーヒウ(チェルノブイリの北部)の放射線量は低く避難地域には

ならなかったが、線量の低いそこで事故当時子供だった人から50人の甲状腺がんが

見つかっている。

その一人であるエカテリーナ・チュードア現在30歳(当時11ヶ月)は14歳で

がんが見つかっている。

※つまり、被爆線量が少なくてもがんを発症している。と、直後のがん発症では

ないということが分かる。


そして、2と3の提案をした、高村昇 長崎大学原爆後障害医療研究所は

「何度もチェルノブイリを訪れておりそこと比べて日本では5歳以下の子から一人も

甲状腺がんが発症していない」と語ったが、

 

 故当時、18歳以下の子供7000人以上から被爆が原因として甲状腺がんが見つ

かり、ベラルーシでは、2500人を超える子供の甲状腺がんが発症した。

チェルニーヒウでは、0~5歳から甲状腺がんが多発したが、その年齢ですぐに出

ていない。すぐに発症したわけではない。

 12歳~14歳になって初めて甲状腺がんが見つかっているという。

そこでは、5歳以下の発症は、思春期以降、事故後早くて7~8年後だった。


  ※ということは、今の日本では、今後どうなるのか分からない。ということだ。

高村氏はチェルニーヒウの事を知らないのか、知らない振りをしているのか。

 もうひとつ、推理するならば、線量が低かった日本は、チェルニーヒウと同じように

発症が思春期以降に出る可能性は考えられる。

 最悪のことを考えて、最善を尽くす。

その為に、一番大事なのは、謙虚であることだ。正直に、素直に、ありのままを見る。

 自分のちっぽけな都合や恐れを乗り越えてね。


4、地域別の発見率に大きな差がない。というのも、

現時点では、どうなっていくのかまだ分かってはいない。

分からないということを先ずは認めなければ、次に進みようはない。

事実を受け止め、正しく調べ、研究していく第一歩を歩み出していく。

 結論付けるには、全てが早過ぎる。全ては、今始まったばかりだ。


※原発事件は、未曾有(みぞう)のことだった。

未曾有とは、今までに一度もなかったこと、空前。と辞書にある。

一度もなかった。経験したことがなかった。というのなら、分かったっ振りして評価して

結論付けなんかしてんじゃねえよ!?バカが!

 あっ、いけね。言葉は穏やかに、感情的にならないこと。


清水一雄、日本医科大学名誉教授、福島検討委員で“唯一の甲状腺がんの専門医”は

「2巡目での本格検査で見つかった51人というこの数はおかしい」と言う。

これは、誤差などという範囲では説明できない。と言う。

更にこの新たに見つかったがんが3cmだったという事実。

2年間でここまで大きくなることは考えにくいという。


牧野淳一郎、計算学者、神戸大学大学院教授が、計算学問として考えた場合、

1巡目が10万分の18人となる。らしい。(よく分からないが)

ということは、放射能被爆の影響がないとして1巡目に合わせて2巡目では

10万分の7人になる筈が、22人見つかっている。

「これは、“異常な数”という他ない」と、牧野氏は言う。

「これは、被爆の影響も考えの一つに入ってくるのではないか」と。


 ベラルーシ国立甲状腺がんセンターユーリ・デミチク所長は

「被爆線量が低くても、甲状腺がんは発生する可能性はある。

これ以下なら大丈夫という値はない」と言う。

 そして、福島の検査結果を見せると、2巡目を見て顔色が変わった。

「なぜ、2巡目でこれほど見つかったのか腑に落ちない。

検査ミスがあったのかもしれない。或いは、信じがたいことが2年間で起きたのかもし

れない」という。

 そこには、2年で3㎝のがんがある。


   ※信じがたいことが、…。って何よ?!


 あ~あ、報道ステーションのビデオ何回観ただろう。

ワシ、頭悪いのかなぁ、みんなの言ってることが、よく分かんないんだよ。

特に

「福島の甲状腺がんと放射線に因果関係はない」つう人の言葉が

どーしても、分かんないんだよ。


 あ~あ、これも分かりづらいよなぁ。



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