見出し画像

メカ・カメ完成!

このメカ・カメの正式名称は「タートル型ガスプラント・メタネーション」


メタネーションとは、排出されたCO2(二酸化炭素)と水素を合成してメタンガスを作る次世代エネルギー技術。

この最新の技術を利用して作られたのが、このタートル型巨大ガスプラント。
海上に浮かぶこの工場は、海水から水素を抽出しCO2と合成することでメタンガスを生成する。

海水から得られる水素はほぼ無限、これに今問題になっているCO2を利用し、新たなエネルギーを生み出す仕組み。


メタンガス使用時にはCO2を排出するが、そのCO2を再び資源として再利用出来るので、実質カーボンニュートラルが成立する。

また日本のエネルギー自給率は12.1%(2019年度)と非常に低く、海外からの輸入に大きく依存している。

メタネーション技術を使えば、自国でCO2と水素を調達可能なため、エネルギーの国内自給率をアップさせることも可能。
世界情勢が不安定な今、このタートル型巨大ガスプラントの必要性を理解していただけると思う。

さらに、ここで作られたメタンガスは、既存の都市ガスインフラの利用が可能で、新たな設備投資も必要なく経済的なコストを抑制するというメリットもある。

メタネーションは、これからの脱炭素社会に不可欠で、この技術では日本が世界をリードしている。
政府は2030年には年間導入目標を1%と設定しており、2050年には90%まで引き上げる予定。

この工場は、その一端を担って開発された最先端技術を搭載したタートル型巨大ガスプラントなのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?