見出し画像

私のオンライン日本語授業の経験

私は4年ほどオンラインで日本語を教えた経験があります。これからオンラインで日本語を教えようと考えている方に、私の経験をシェアすることでお役に立てればと考え、この記事を書いています。

私のオンライン日本語授業の経験
2016年11月~2018年2月 上海の学校(中国人対象)
2018年2月~2020年1月 大連の学校(中国人対象)
2018年6月~現在 Cafetalk(主に台湾人対象)

上海と大連の学校

教材・・・上海と大連どちらの学校も教材は学校で開発したもので、その学校独自のシステムを使って教える形でした。Zoomみたいな感じのシステムでした。

システム・・・教師は授業可能時間帯をシステムに登録しておきます。学生は自分の都合に合わせてその中から授業を選択するという方法です。

スタッフ・・・上海と大連どちらの学校も、教材作成は日本人スタッフ、講師管理は中国人スタッフが担当していました。

授業時の学生数と1コマあたりの時間・・・上海の学校は最大4名のグループレッスンで50分、大連の学校は1対1のプライベートレッスンで25分授業でした。

時間給・・・どちらの学校も最初の20コマぐらいまでは、研修期間の時間給で安めに設定されていました。正式採用となってからは経験に応じて時間給が変わる方式です。

ノルマ・・・どちらの学校もノルマはありませんでしたが、登録している時間が少ないとスタッフから連絡が来ます。ちょっとしたプレッシャーはありました。

グループ授業とプライベート授業

グループ授業の場合、インターネットの接続が極端に悪くシステムに入退出を繰り返したり、周囲がうるさい中で授業を受けていたりする学生がいる場合、非常にやりづらかったです。それから教材の内容がレベルに合っていない学生がいる場合、グループ授業だと丁寧な対応ができないので申しわけないなと思うことがありました。
その後1対1で丁寧な指導がしたいと思ったので、大連の学校へ移りました。大連の学校はプライベート形式なので、学生にあわせた授業ができました。

2018年の6月からは、カフェトークでも教え始めました。中国語のレッスンをカフェトークで受けていたのがきっかけです。

教材・・・どんなテキストでどんなふうに教えるかは全部自分で決めます。私は『みんなの日本語』や簡単なビジネス系のレッスンとフリートークの授業を作りました。

対象・・・私のレッスンを受けてくれているのは、今のところ台湾の方ばかりです。私は簡単な中国語なら話せるので、初級者でも対応可能とプロフィールに載せています。
英語が話せればもっと対象が広がるのですが、中国語を勉強したら英語は忘れてしまいました。残念です。

システム・・・公式サイト上にスケジュールを登録し、リクエストされるのを待つシステムです。カフェトークはサポートがしっかりしていて、困ったことがあったらチャットで24時間質問ができるので安心です。
レッスンの時に使うのは、Skypeです。最近はZoomを使う人もいるようです。私も『みんなの日本語』のレッスンでは、PowerPoint を使って授業をするのでZoomにしています。

レッスン時間・・・レッスンを作る際に自分で自由に決めます。私はフリートークは25分、『みんなの日本語』のレッスンは50分で設定しています。

レッスン料・・・これも自分で決めます。学生から支払われたレッスン料の中から最初は60%が講師の手元に入ります。その後実績に応じて増えていき、最高は85%が講師の取り分になります。

オンライン授業という選択肢

日本語教師の仕事は世界中どこにいてもできる仕事だと思っていましたが、オンラインというシステムが加わったことで、今後可能性はさらに広がりますね。


♬ カフェトーク もし興味があったらのぞいてみてください ♫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?