日本語の授業を盛り上げる工夫『みんなの日本語』第5課 「地下鉄で台北101へ行きます」
工夫1 学習者に合わせた練習を取り入れる
5課の最初は、助詞「へ」。
台湾の生涯教育機関で教えているので、適宜中国語で説明を加えます。
導入したら、教科書に出てくる単語で練習。
それぞれイラストを用意して、「( )へ行きます」の口頭練習。
それから、学生たちの身近な場所を取り入れた練習。
台湾にもあるんです、『板橋』。
「いたばし」じゃなくて、「ばんちぁお」Bănqiáo と読みます。
工夫2 活動を取り入れる
助詞「で」。
5課は、『交通手段』の「で」です。
教科書に出ている乗り物以外に、台湾の人たちが日常使うものも導入。
みんな熱心にメモを取ったり、携帯で写真を撮ったりしていました。
そして今回の活動は、当てっこゲームです。
「猜猜」は中国語で、予想する、当てるという意味です。
まず、2人ペアになります。
一人がどんな交通手段で行くか決めます。
ペアになった人が、どんな交通手段で行くか予想して、聞きます。
当たっていたら、「はい、バスで行きます」と答えます。
予想と違う場合は、
ゲームやタスクなどの活動の前は、懇切丁寧にやり方を説明するのがコツです。
パワーポイントで事前に説明用のスライドを作っていけば、時間を取られることなく、活動に入っていけます。
今回は時間があまり取れなかったので、各自2回ずつしました。
予想が当たった人は、2人でした。
ゲームが終わった後は、みんなで結果をシェアすると達成感が感じられるので、必ず何かしらのまとめをします。
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