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「外国人と共に暮らし支え合う地域社会形成」事業について

Jsurp公式note編集部からお知らせです。
 
今回は一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の推進する休眠預金活用事業の取り組みについてご紹介します。


1.「休眠預金活用事業」ってなに

 「休眠預金活用事業」は、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度が2019年度から始まりました。
 休眠預金等活用の目的や期待される効果、重視することは下記2点です。

  1. 国、地方公共団体が対応困難な社会の諸課題の解決を図る

  2. 民間公益活動の担い手の育成と民間公益活動に係る資金調達の環境を整備

 認定NPO法人日本都市計画家協会(JSURP)では、公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)と共同して、この休眠預金活用事業(一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA))を活用し、資金分配団体として、地域の社会的課題を解決する取り組みを2020年から開始しています。

詳細はこちらの記事にも掲載していますので、ぜひご確認ください。

2. 2024年 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業3 公募のお知らせ

 JSURPでは2024年も資金分配団体として、この休眠預金活用事業に関わっていきます。そのため、2024年1月より、外国人支援の第三弾として「住まいの確保や孤立の解消、日本での暮らしの質の向上支援を通じた支え合いを豊かさにつなげるまちづくり」に取り組む実行団体の公募を開始します。
 
 対象となる実行団体は、日本に住む外国人や長期に滞在する外国人等に対し支援活動を行っている団体となります。また、民間公益活動を行う組織であれば、法人格の有無や種類は問いません。(独立行政法人は除く)

個別相談会・審査会のスケジュール


詳細はこちらのサイト(https://jsurp.jp/2023_janpia_koubo/)もご確認ください。皆様の応募をお待ちしております。

3.これまでの取り組み

2020年 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業とは

 「2020年 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業」では休眠預金を活用した「JANPIAコロナ緊急支援事業」として、コロナ禍で取組に苦慮している外国人支援団体の活動を支援し、「外国人と共に支え合う地域社会形成」を目指した。まず、困窮、孤立の解消、そして、当協会が有するまちづくりの知見を生かして社会のダイバーシティ化を進めるべく、各地の団体への資金支援、伴走支援を通じて取り組みました。

実行団体一覧

 本事業では、在日外国人の暮らしを支援する多様な団体の支援を通じて、大きく以下3 点のことに取り組みました。

① 在日外国人が抱えていた課題の解消
② 支援団体の活動の継続性の確保
③ 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成


 具体的には、資金支援による物品の購入や人材の確保と相談機能、学習・就業支援機能、交流機能という支援団体の3 つの活動の強化、支援団体の運営体力、運営体制そのものの強化等を行いました。

協会会報誌(Plannners)にも詳細がまとまっていますので、ぜひご覧ください。

2022年 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業2とは

「2022年 外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業2」では、1-①.経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援、1-②日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援、2.日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動、3-①.地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援、3-②.安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援を目指して、日本に住む外国人や長期に滞在する外国人等に対して支援活動を行っている団体を募集し、全12団体に対して、資金支援および伴走支援を行いました。

実行団体一覧

 選定された12団体に対して、資金支援を行うとともに、団体ごとに伴走支援者を配置し、資金の適切な運用に対するチェック・アドバイスや日本都市計画家協会・あおぞら財団が持つノウハウ・スキルを活かして、各実行団体が抱える課題に対して『共助』の支援を展開しました。

NPO法人まなびと/兵庫県神戸市/留学生の相談、交流支援
公益社団法人シャンテ国際ボランティア会/東京都豊島区/包括的な専門家による生活相談支援

 実行団体選定、契約後の概ね2月から翌年月の約12か月にわたって、伴走支援を行いました。また、2023年12月2日には、実行団体の活動報告・交流会を実施し、団体間の交流を図るとともに、審査委員の先生方にもご出席いただき、活動についてのアドバイスをいただくなど、活発な意見交換の場も設けることができました。

これからもJSURPでは外国人支援に力を入れていきます。
今後のnoteでも事業進捗をご紹介予定です。お楽しみに!

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