いつからフランスに行けるの？

Bonjour♪　ヨーロッパの中でも日本人に人気のフランス。学生、OL、ハネムーン、アクティブシニアなどあらゆるジャンルの方が気になる国の一つだと思います。今回はいつからフランスに行けるようになるのかを実際にフランスに住んでいた旅行会社スタッフが予想してみたいと思います。

フランスの現状

まず新型コロナウィルスの累計での数字ですが、フランスは約700万人（日本は166万人）、死亡者数は約116,000人（驚くことに日本は約17,000人）。フランスの人口は6706万人と日本の約半分の人口ですので日本と比較をすると陽性者率は高い状況です。一度は落ち着いたフランスの感染者数ですが7月に爆発的な陽性者が出てしまったことによりワクチン接種の義務化が発表されました。そのことにより1回以上ワクチンを打ったフランス国民は約73%と急速に伸びてきています。その背景には8月頃から始まった早い段階での衛生パス（ワクチンパスポート）の導入。今ではフランスではレストランの店内飲食やアルコールの提供も実施されています。市内では今でもマスク着用義務になっております。今フランスの生活のベースとなっているのは衛生パス（ワクチンパスポート）です。衛生パスなしでは生活が非常に不便です。例えば病院、バー及びレストランとカフェそれらのテラス席、ショッピングセンター、長距離移動のための交通機関（新幹線TGV等・夜行列車、地域間バス、国内線航空便）、スポーツ・文化イベント会場、講演会場、見本市会場、屋外施設（動物園や遊園地を含む）、スタジアム、スポーツ施設、プール、ジム、大型カジノ、遊戯・ボーリング施設、映画館、劇場、美術館、図書館などです。違反者には18500円の罰金。お店も営業停止などの重たい処分が。

衛生パス（ワクチンパスポート）とは

ひとことで言うとQRコード付きのワクチン接種済の証明書の事です。QRコードが付いたデジタル証明書 もしくは 紙の証明書でもQRコードが付いていれば認められます。 対象者は18歳以上の方。また2021年の9月30日までは12歳から17歳は不要）12歳未満は衛生パスは不要です。ざっくり18歳以上でワクチン接種証明書があれば誰でもオンラインで申請することが可能です。2回接種が必要なワクチン（ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ）の場合は、2回目接種から7日間経過しないと申請ができません。 1回接種のワクチン（ジョンソン＆ジョンソン）の場合は、接種から28日間経過しないと申請できません。申請が受理されるとQRがメールで送られてきます。念のため紙で印刷されることをおすすめします。新型コロナウィルス感染症回復者の方はワクチン接種から7日経過が必要となります。

入国制限について

フランスは各国の感染状況によって3段階の措置をしています。感染の抑え込みに成功している国はグリーンゾーン。ワクチン接種が進んでいるけれどまだ陽性者の数が減っていない国はオレンジゾーン、ワクチン接種もまだ変異株が猛威を振るっているのがレッドゾーンです。うれしいことに日本はグリーンゾーンです。グリーンゾーンエリアでワクチン未接種者の方は出発する3日以内のPCR検査または抗原検査で陰性であれば入国可能になり。ワクチン接種済の方は証明書があれば入国可能になりました。PCR検査または抗原検査の陰性証明書は不要です。さらにうれしいことにフランス到着時に行われていたPCR検査と7日間の隔離もなくなりました。一歩一歩前進していますね。必要な書類としてはフランス内務省の誓約書が必要になります。これはフランス内務省のホームページからダウンロードして体調に関する質問書に記入をして入国時に提出が必要です。入国前に衛生パスのオンライン申請をお忘れなく。さらに帰国時の注意点もお忘れなく。搭乗する72時間前までにPCR検査または抗原検査の陰性証明書が必要になりチェックイン時に提出が必要になります。

フライトスケジュール

それでは飛行機の状況を見ていきましょう。今現在、日本から直行便がフランスのパリまで運航しているのが、日本航空（JAL)、全日空（ANA)、エールフランスの3便が運航しています。具体的には日本航空（JAL)が羽田空港から週5便、全日空（ANA)羽田空港から週2便、エールフランスが成田空港と関空から週3便づつ運航しています。

まとめ

では実際にいつから行けるようになるのだろうか。私の予想では今年の12月から行けるようになるのではと予想しています。今フランスでは衛生パスがある暮らしを徹底することでワクチンの接種率も上がっています。今ではフランス国民の約7割が接種済だとか。さらに9月からは高齢者を中心とした3回目の接種を行うと大統領も発表をしているので、ワクチン接種と衛生パスのセットで世界屈指の観光立国に客を呼び戻したい狙いがある。