「小湊さとうみ学校」からはじまるウェルネスポーツ鴨川の新たなる挑戦
今年度より廃校を活用した合宿施設「小湊さとうみ学校」の指定管理をスタートした、千葉県鴨川市の地域スポーツコミッション、ウェルネスポーツ鴨川を訪問してきました!
鴨川市の概要
鴨川市は千葉県房総半島、南東部に位置し、鴨川シ―ワールドや鴨川温泉郷で知られるリゾート地でもあります。市内に海水浴場も多く、また関東有数のサーフスポットとしても知られています。
市内のトップスポーツチームとして鴨川市をホームタウンとする女子サッカークラブ「オルカ鴨川FC」を有しています。
ウェルネスポーツ鴨川とは
ウェルネスポーツ鴨川は、2019年3月に一般社団法人として設立して以降、地方創生推進交付金を活用しながら、スポーツ大会誘致、スポーツ合宿誘致をメインとした活動を行ってきました。
東京 2020 オリンピック女子サッカーオランダ代表事前キャンプの受入も中心となって対応しています。
「大会合宿誘致は地域にメリットはあるが、地域スポーツコミッション自体に落ちるお金がほとんどない」
コロナ禍の煽りも受けながら、多くのコミッションがぶつかる壁に、ウェルネスポーツ鴨川も直面していました。
様々なトライアンドエラーを続ける中で、今年度、設立当初の計画にも書き込んでいた「指定管理」がいよいよスタートしました!
小湊さとうみ学校ができるまで
2019年3月に閉校となった小湊小学校の利活用については、閉校前の2018年より議論がすすめられてきました。1年間の議論を経て「地域内外とのスポーツ・文化交流の促進」をテーマの核とすることが基本構想として掲げられ、改修がすすめられました。
改修工事事業費、7億4151万円をかけ、2022年に完成。
1年間のスポーツ振興課直営での運営を経て、今年度より指定管理が導入され、プロポーザルの審査を経てウェルネスポーツ鴨川が選定されています。
小湊さとうみ学校
それではここからは「小湊さとうみ学校」の施設をご紹介していきます!
人工芝グラウンド
グラウンドには人工芝ロングパイルを敷き、フットサルコート(38メートル×18メートルの3面)が整備されています。
体育館
体育館は空調完備で夏季でも快適に活動を行うことができます。
宿泊施設
3階建ての旧校舎は宿泊施設に。最大116人の宿泊が可能です。
今後に向けて
小湊さとうみ学校は、今年後からの本格稼働にも関わらず、口コミを通じて合宿の問合せが続々入ってきている状況とのこと。
夏休みに突入し、初めての合宿のハイシーズンを迎えます。
もともとコミッション設立段階から計画にあった、指定管理がようやく実現したウェルネスポーツ鴨川。
それでも、財政面の基盤が完全に強固になったわけではなく、これからのインター事業、アウター事業それぞれへの取り組みが重要だと言います。
設立から5年目を迎えるウェルネスポーツ鴨川の新たな挑戦に、今後も注目です!
おまけ
帰りに、無印良品が手掛けるカフェ&直売所「里のMUJI みんなみの里」に立ち寄りました。
MUJIワールド全開のナチュラルでおしゃれな空間でした~!
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