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第四回オフ会レポート 「リアルフィードバック」で“気づき”が生まれる

2018年6月23日(土)に開催された、第四回櫻田サロンオフ会のレポートをお届けします。今回のテーマは「リアルフィードバック」です。

普段はサロンのFacebookグループ内、オンライン上で実施されているフィードバックを対面でみんなでやってみようという会です。

レゴと積み木ができればデザインはできる!?


まずは今月のトピックから。ここでは毎回、櫻田さんの近況をはじめ、図解のことやデザインのことなど様々な話題について話されます。櫻田さんの思考や作ったものの裏側を余すことなく見せていただける貴重な場所です。

今回は櫻田さんご自身のnoteの話がありました。

新しいコンテンツを作成するにあたってタイトルに悩んでいたという櫻田さんは、記事の下書きを開始してから公開までに一ヶ月かかったといいます。そのなかでの思考の推移、完成にいきつくまでの過程を手書きのメモやイラストレーターのデータとともに説明してくれました。


いくつかのタイトルを検討しながらデザインを作成したものの、どうにもピンとこない。そんなふうにして試行錯誤を続けていたそうです。

そして、最終的に決まったタイトルとデザインはこちら。

ヒエログリフ(古代エジプトで使われていたエジプト文字の一つ)から着想を得て作られたデザインは図解の記号性がうまくマッチしていて「思考のデザイン」というタイトルを引き立たせています。また、櫻田さんのVoicy『「デザイン逃避行」ラジオ』のバナーと並べた時の統一性も意識したとのことです。

櫻田さんはこういったグラフィックを全て一から作られているわけですが、基本的には◯、△、□などのシンプルな図形の組み合わせで構成されています。オリジナルのフォントもこの組み合わせだけで作ってしまうといいます。

絵が描けないことは関係なく、レゴと積み木ができればデザインはできる」と櫻田さんの言葉には熱がこもります。細かな部分にセンスが出ると言いますが、それでもできないのは単に「やっていないだけ」。そんな言葉にサロンメンバーも刺激を受けたようです。

オフ会後には、実際にフォントを作ってみたメンバーも現れ、どんどんと手を動かすという空気が生まれています。

リアルフィードバック

トピックスの次は今回のメインテーマであるリアルフィードバックです。過去のオフ会では「ピクトグラム」やそこから派生した「4ピク」をテーマに実際に手を動かしてグラフィック作りにチャレンジしました。

今回は事前にメンバーがサロンのFacebookグループに投稿したフリーテーマの図解と、事前課題のピクトグラムに対してみんなでフィードバックしていきました。

その際に考えるべきは櫻田さんが提示した3つの切り口です。


参加者それぞれが考えた「好き」「違和感」「いい」をテーブル毎にメンバーがそれぞれ最低5個ずつ出し合い、まとめて櫻田さんがホワイトボードに書いていきます。こうすることで他の人の切り口を知ることになり、作った人、フィードバックした人の双方に新たな気づきが生まれます。

さらに後半には事前課題のピクトグラムをテーブル毎に良いと思ったものを3つ挙げていきます。テーマは「お弁当」「お菓子」「冷凍食品」の3つ。メンバーそれぞれ個性があって、たくさんあっても見ていて飽きません。

その中で櫻田さんが基準にしたのが、3つのピクトグラムの統一感と個性。伝わりやすいピクトグラムについての考えが深まっていきます。フィードバックの中では櫻田さんの偏愛も炸裂し、非常に盛り上がるフィードバック大会となりました。

会の最後には、櫻田さんから最近気になったデザインについての解説がありました。こうして、終わりの時間がくるまで余すところなくデザインについての「気づき」をお話をいただきました。

第三回のオフ会で櫻田さんは「手を動かそう。気づきをためよう。」と話されていましたが、作ったものを気軽に投稿する場、櫻田さん自身やメンバーの「気づき」を共有できる場として、あらためて温かい雰囲気のサロンだと感じることができました。



…ちなみに、この日はオフ会後に懇親会も開かれました。櫻田さんにとっても、サロンメンバーにとっても、いつもより密度の濃い一日となりました。




櫻田潤の「図解・インフォグラフィック」
サロン現在、サロンは満員状態ですが、月末に空きが出ることがあります。また、少数ですが月初のタイミングで追加募集をする可能性もあります。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

お問い合わせ:junsakurada.salon@gmail.com

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テキスト:岸本晃輔
編集:石川遼
写真:池田実加

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