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『聖なるズー』

濱野ちひろさん『聖なるズー』(集英社)

動物性愛者というのを初めて知った。

獣姦愛好者や動物への性的虐待者との違い。
ペットとパートナーという立場の違い。
動物との関わり方の歴史。

世間の多くの人たちには受け入れがたいテーマ。
でも、だからこそたくさんの人に読んでもらいたい。
読んで少しでもいいから知識を得た上で、
どう思うか、どう接するかを考える必要がある。

何事も一方的な視点のみで判断するのはやはりよくない。
もちろん全てを理解するのは当然無理で、
そんなことはまずあり得ない。
それでも、理解しようと努力していることは相手にはっきりと伝わる。その逆も。
繊細な問題を抱えている人は相手の態度や言葉にとても敏感だ。

自分の問題に置き換えて考え「精神疾患」の理解されづらさを重ねてしまった。
ズーに比べて「精神疾患者」の人口は圧倒的に多い。
ただ、精神疾患への理解の場合国によって様々。
ズーに関しては私のようにそもそも知らない人の方が多いだろう。
それでも。
ズーにしても精神疾患にしても他の問題にしても、
理解するのにまず必要なのは知識、そして当事者たちの声。

あれ、何が言いたかったんだっけ。
わかんなくなってきた。

道徳ってなんだ。
正義ってなんだ。
知ることで争いは確実に減る。
争いが減れば傷つく人も少なくなる。

この本に書かれているのはそういうことではないのだけど
そんなふうに人間のあり方について考えたくなる。

あー!!!まとまんないー!!!

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