「他業種から学ぶ」
おはようございます。
今回は「他業種から学ぶ」をテーマに書いてみようと思います。
僕自身は、スポーツトレーナーの仕事をしていて、子供達から高齢者の方までトレーニング指導をしています。
子供達に運動教室をしたり、アスリートには、トレーニングアカデミーで指導したり、高齢者には行政からの委託で介護予防トレーニングをしたりしています。
スポーツトレーナーでも、治療専門とか、ケア専門など少し分けられますが、僕自身は運動指導が専門になります。
今回のテーマに「学ぶ」とありますが、スポーツトレーナーの方達は、基本的に「学ぶのが好き」です。
専門学校を卒業したり、資格を取って仕事を始めた後も、講座などを受講したり、勉強会をしたり、専門書を読んだりするのが当たり前です。
また、スポーツトレーナー関連の資格もたくさんあるので、複数の資格を持っているトレーナーも珍しくありません。
また、資格を維持するための単位取得講習会もあるので、その講座だけでも結構あったりします。
スポーツトレーナーと言っても専門ジャンルが別れるので、学ぶ内容もそれぞれのトレーナーによって全然違います。
指導がメインのトレーナーであれば、トレーニング方法の知識にプラス機能解剖学を、勉強しています。
メディカル系、治療系になると、さらに、解剖学も深く学んでいたります。
また、鍼灸師などを軸にトレーナー活動をしている先生であれば、東洋医学の経絡や経穴など、幅広く学んでいます。
・解剖学
・運動学
・力学
・東洋医学など・・・トレーナーによって知識の軸が違います。
トレーニングの種類でも、星の数ほどあります。
器具も、日々新しいものが出てきます。
なので、新しいトレーニング器具を学びながらの、講習会があったりします。
でも、流行りがあるので、どんどん消えていきます。
そしてまた、新しい器具が登場します。
そう言えば、10年ほど前に、僕の知り合いにすごく優秀なトレーナーの方がいて「新しいトレーニング方法」や「新しいトレーニング器具」を当時ほぼ、把握していて、新しい講習会があればすぐに受講しに行ったりと、猛烈に学んでいるトレーナーがいました。
知識もすごく講師業もしながら、パーソナルジムを運営していました。
ジムに遊びに行った時に、色々見せて頂いたのですが、初めて見るトレーニング器具が山のようにあったのを覚えています。
器具をストックしている倉庫もあって、びっくりでした。
少し話しは変わりますが・・・
先日、スポーツコンディショニングの「クラウドサービース」を提供してる、(株)ユーフォリアの社長とスタッフでzoomで会議をしていたのですが、その中で、ユーフォリアの社長が言っていた事がすごく印象に残っています。
(株)ユーフォリアは「ONE TAPスポーツ」という、コンディショニングや、トレーニングを管理ができるクラウドアプリで、プロスポーツ選手や、代表選手が使用していて、導入チーム数1,700チーム以上71競技が使用する国内最大のコンディショニング管理クラウドです。(株)ユーフォリア
この、コロナ時代で、クラウドを導入したスポーツジムや、指導者が増えたらしく、その中でも成功して生き残っているところと、閉鎖したところと、二極化しているそうです
遠隔に強いクラウドなので、導入すれば有利だと思うのですが、導入しても上手くいかなかったところもあったそうです。
その違いについて(株)ユーフォリアの社長が言っていたのが、「結局導入してもシステムを上手く活用できずに、そのシステムを補うために、更にシステムを増やす」というやり方をしているのは、「少し違うのではないかな」みたいな事をおっしゃってました。
つまり、失敗したのはシステムに頼りすぎて、本来のトレーナーとしてのお仕事を疎かにしているというとです。
話を、戻します。
先程のトレーナーの方も、十分すぎるほど、知識や、道具は揃っていたのに、更にトレーニングの勉強をして道具を増やしての繰り返しでした。
トレーナー業を辞める前は、自身でトレーニングの道具を開発して、特許の申請をすると言っていました。
しかし、その後トレーナー業を辞めてしまいました。
この出来事から、学んだ事は、狭い視野で学ぶ事の怖さです。
もちろん、追求して行く事は、どのお仕事でも大事だと思います。
ただ、それだけを追求しても、必要とされなければ意味がありません。
技術だけを追求しても、厳しいものがあります。
僕自身も、意味のない方向への追求をしないようにと、勉強になりました。
トレーナーとは全然関係のない、他業種をみて視野を広げて行く事で、もっと柔軟な学び方をしないといけないなと思いました。
以上です。
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