いま、SILK/micahって何してるの?
こんばんわ。SILK/micahのSILKです。このnoteは micah との共著で本年3月に開催する個展『UNTITLED』のこととかちょっとした裏話とかつらつらと語るノートです。
今回は個展の前に、私たちSILKとmicah、ともにいま何してるの?ってお話です。
SILKのいま
SILKはカメラを置いて3年目になります。
一部の撮影を除きカメラをプロポに持ち替え、ドローン専門の写真家dronegrapherとして活動しています。もちろんその前、普通のカメラで撮影をしている時から空撮機は飛ばしていましたが、今は完全に空撮専門。マイクロ機から大型機まで複数の機体を撮影目的に応じて操っています。
micahのいま
micahは2015年からモデル活動をしています。
初めはほんの趣味から始まったこの活動は作風が好きな方にお声をかけさせていただいて撮影を行なっていて、とある方からの助言もありその後はフリーモデルとして活動を開始、その後メーカーや広告のモデルを経て、撮影会に出演したり(順番があべこべなのでは…と思うかもしれませんがこれが真実)といろいろやってきました。いまは見てみたい景色をSILKと一緒に見たいから全部やめて、フライトアシスタントをしつつSILKの写り手として共に活動しています。
そして、SILK、micah共にこのnoteで「私たち」という表現をずっと使っていますが、そのあたりはこちらの記事を読んでいただけると。
私たちの活動
あまり話してなかった私たちの現状を。
僕とmicahは昨年秋に小さな写真事務所を開設しました。開設といってもスタジオなどがあるわけではなく、機材の保管庫とあとは書類上とお金の流れだけの話。個々でやっていた写真関連の仕事を整理して一緒にしようって、空撮専門の写真事務所として開設しました。
存在意義というコト
事務所の存在意義。
つまりは何のための事務所で何のために仕事をするかってこと。
micahと話し合って決めました。すんなり決まったのは、わたしたちの活動を存続させるための仕事であり事務所である、ということ。
例えばF1の世界でも(C社の昔のカメラじゃなくて車のレースの方です←)、2種類のチームが存在しました。
1つは自分たちのブランディングや技術開発など「自社の商品を売るために」レースをする。これがほとんどで現在は全チームこのスタイルかと。レースは「手段」ということになります。
もう1つはレースをするために車を売る、つまり車を売ったお金でレースをする、レースをすることが目的であって車を売るのはその手段というチーム。例えば昔のフェラーリはこちらでした。
どちらが正しいということはないでしょうしどちらも正解と思います。
なんでこんな突然の例えを申し上げたかというと、私たちは私たちの活動を存続させるために写真事務所を始めました。私たちの活動が仕事の宣伝や作例なのではなく、私たちが活動するために写真でお仕事をさせていただく、こんな位置づけをしました。
活動って?
私たちの活動って何かって、文字にするのは難しいですが、好きなところに行って、自分たちが美しいと感じるものを撮って、世に出て、見てもらって、できればその写真が見た人の感動に繋がって…って感じでしょうか。
これがめっちゃお金が出ていきます。
もちろん”趣味だから、表現活動だから、喜んでもらえるならお金は出ていって当然”という考え方もありますし今まではそういう考えでやっていました。言い換えれば本業で稼いだお金を突っ込んで活動していたわけです。
お金は手段…だがしかし
しかし、今の活動をするにあたり、かかるお金が半端なくなってきました。
あまりに生々しいので詳細は割愛しますが、例としてある機体にかかるお金をざっくり書きます。(具体的な機材名は非公開です)
機体・・・・・・・・・200万
カメラ、ジンバル・・・140万
バッテリーなど・・・・・60万
保険代・・・・・・・・・20万
点検・整備代・・・・・・10万/半年
これ現実です。ちなみに全然盛っていません。むしろもうちょっと高いです。しかもきちんと運用しようとすると同じ機体を2機揃えなければなりません。点検や不具合発生に備えてです。そして、撮影目的に合わせて機体の種類も複数必要です。さらにバッテリーは消耗しますし、点検整備はフライト時間または期間で義務付けられています。平たく言うとたった1つの機材をとってみてもびっくりするくらいお金がかかります。
さすがに”趣味だから”、”だれかが喜んでくれるから”と割り切るような金額ではなくなってきたので、写真部門として独立しなきゃ、と。きっと誰もが思うはず(なぜその前にやめようと思わないのかは置いといて…)
そもそもビジネス感覚的な常識なら、仕事があって、それをこなすために初めて機材を購入・運用です。
ですが、私たちは逆。活動が先に来てしまっているので、それを存続するために仕事”も”する、になりました。写真好きが高じて遂に仕事にしてしましましたー!って素敵なお話にしたかったのですが現実はそうではないのですよね。
活動を通しての仕事
上の小見出しにもありますが、僕はお金は目的でなく手段、だと思っています。○億円企業を目指して頑張るぞー!!!というのもとても良いことだと思いますし、若かりし日の僕はそんな仕事スタイルもしてたこともあります…(割愛) 。
が、私たちの事務所の存在意義は活動の存続。
私たちのやりたいことを外れて仕事はしたくないのです。別に稼ぐだけなら写真にこだわらなくても良いわけですから。
なので、写真関連のお仕事は私たちの活動に近いところで行わせていただいてます。一番ありがたいのが、私たちが撮った作品を使わせてほしい、買わせてほしい、という依頼。活動に直結しているので、というか活動そのものが私たちの存続に繋がっているので、めっちゃ嬉しいです。
あとは、私たちの作品を見てこういうのを撮って欲しい、こんなのはできないか、など。これも嬉しい。とにかくお仕事をいただくきっかけが私たちの活動になっているのであれば嬉しい限りです。
そしてつまるところ、このnoteで何を申し上げたかったかというとSILKとmicah、写真事務所をはじめましたよーーー、ってコトです。
そしてお仕事の依頼がもしもしもしもありましたら、TwitterまたはInstagramのDMへご連絡ください。
SILKの行方
最後に。
あまりTwitterに出てこなくなったSILK。SNSではどこにいるかというとInstagramです。このnoteにInstagramから来ていただいた方はアカウントもちろんご存知かと思いますが、知らない方は探してみてくださいね。きっと簡単に見つかると思います。
そして、私たちの作品をSNSで上げている場所はInstagramのアカウントのみです。それでも作品のうち半分以上は様々な理由で載せていません。他のSNSやwebにも載せていません。
もちろん、いわゆる”会心の一枚”はこの個展のために公開していません。
未公開作品が見れる場所は個展のみとなりますので、興味持っていただいた方はぜひ個展へいらしてくださいね。ものすごい写真が待ってるはずです。
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UNTITLED
SILK / micah PhotoExihibition
2022.3.17(木)-2022.3.20(日)
open 11:00 - 19:00 (3.17 13:00-19:00)
Gallary White Cube Nagoya
〒460-0002
名古屋市中区丸の内2-15-28
ビッグベン丸の内4階
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