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無料の公式アプリで、TOEICの世界へ

今回は、TOIECを受験したことがない方、あるいは以前の私のように学習をあまりしてこなかった方におすすめの、無料のTOIEC公式アプリを紹介します。私はこれで、TOEICの世界へすんなり入り込むことができました。

TOEICテストの問題ではどのようなテーマを扱っているのか?

TOEICのテストでは主にビジネスパーソン、あるいは生活者の日常の場面を想定した架空の話題が登場します。高度に学術的なことや、リアルな時事問題、大きな災害や紛争といったテーマは登場しません。

ちなみにどんな話題が登場するかというと、ビジネス系では、企業のスタッフ同士のチャット、企業の合併や買収のニュースや、飛行機やホテルの予約など出張スケジュールの調整、展示会への参加調整、コピー機が故障したのでメンテナンスの人に修理を求める、会社の経費精算手順の変更案内、ミーティングルームの予約、引退する社員の後釜を募集する求人広告とそれに応募してきた候補者とのやりとりなどです。

日常生活系だとネット通販の会社のサポート担当と顧客の話、機内や空港でのアナウンス、ラジオ番組での地域ボランティアの募集、作家の新刊リリース記念トークショーの告知、ショップの特別なディスカウントの案内、老朽化した市庁舎の改修による交通規制、新しいスマートフォンアプリの広告、百貨店のセールのチラシ、ガーデニング教室の入会案内……などなど、英語を日常的に利用する人ならだれもが体験しそうなシーンでの文書や対話文が問題になります。

公式アプリ「TOEIC presents English Upgrader」でTOEICの世界へ

こうしたシーンにおいて頻出する語彙を知っておくことは、TOEICの受験対策になります。そこで初心者の方におすすめのアプリが「TOEIC presents English Upgrader」です。これは、日本でTOEIC Programを実施運営する『一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)』が提供する無料の英語学習アプリです。

このアプリは、TOEICテスト問題に出てくるようなトピックで構成されたポッドキャスト番組をベースにしています。1エピソードあたり15分ほどで、アプリにはおよそ60のエピソードが収録されています。TOEICのリスニング問題よりもスクリプトが長めのエピソードもありますが、英文に加え、日本語訳による解説もあるので初心者の方も安心です

私は、ひとつのエピソードをしっかり聞き取れるまで何度も繰り返し聞いて、内容を理解していきました。2019年9月ごろに学習をはじめてから2〜3ヶ月間、毎朝これを聞いたおかげでTOEICテストに登場するさまざまなシーンに対応する準備ができました。

なお、「English Upgrader」のポッドキャスト版も無料で聴けますが、アプリ版は、TOEICのリスニング問題に似た「理解度チェッククイズ」もあるので、アプリ版をお勧めします。

初心者の方はぜひ、すべてのエピソードを聴き終え、TOEICの世界の住人になってみてください。

Photo by Tyler Lastovich

続きはこちら。TOEIC学習の大本命アプリ「abceed」の紹介をしています。



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