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TOEICスコア400点台からスマホでボキャブラリー強化した方法

TOEIC L&Rスコア400点台レベルの人は、知らない単語や熟語が多過ぎて、思考停止&解答不能となってしまうのではないでしょうか。何を隠そう私自身がそうです。今回は、私がスコア400点台から845に至るまでの間に、どのようにボキャブラリーを増やしていったかを説明していきます。また学習再開から最初に受験した2018年11月の試験結果も紹介します。

私の英語学習はほとんどスマホかタブレットで行なっています。学習再開当初、TOEIC公式アプリ「English Upgrader」の音声を聴きながらTOEICの問題に登場する独特の世界に触れる学習をし、頻出語彙の土台を築きました。日本語での解説があるので、初心者にとっては非常に導入しやすかったですし、エピソードのシーンを思い描きながら単語や熟語を覚えられたのです。

アプリの4択クイズで語彙力を強化

学習のメインとなるアプリ「abceed」のほうでは頻出語句の4択クイズを解きまくることで語彙を増やしていきました。「abceed」には朝日新聞出版の参考書「特急シリーズ」の電子版が何冊配信されており、なかでも定番中の定番である『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(金のフレーズ)というボキャブラリーブックはかなりやりこみました。

TEX加藤先生によるこの本は、TOEICテストに出る単語やフレーズが凝縮されたもので、100万部を超えるベストセラーとなっており、TOEIC学習者必携の本といえます

私は「abceed」内でこの本の電子版を購入して4択クイズ機能で覚えることにしたのです。ところが、スコア400点台の私にこの本はちょっと難しすぎました。そこで、初心者向けのシリース本『TOEIC L & R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』(銀のフレーズ)というのがあることを知り、先にこちらから学習することにしたのです。

「abceed」での単語の学習はシンプルです。私の場合、まずは単語が含まれたフレーズを10セット見聴きします。その後、確認のための4択クイズを解きます。このとき、間違えた問題は分類されますので、1回通して解いたあとは、間違えたものだけを4択クイズで復習します。

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そして、間違えたものもぜんぶ覚えたかなと思ったら、解いた履歴データをいったん削除して、また最初からすべての問題を解きます。そこでまた間違えた問題だけ復習する……というサイクルを間違いがなくなるまで続けました。

履歴データを削除するのは、復習時に正答できたとしても、一度間違えてしまった、復習のフラグは消えないからです。覚えた/覚えてないというのをセットできる機能があるのかもしれないのですが、わからなかったので、毎回学習データを削除してやり直しています。

「abceed」の学習ログを振り返ってみると、銀のフレーズの学習時間は555分(9.3時間)。金のフレーズのほうは3600分(60時間)以上となっています。1年の学習目標である1000時間のうち70時間はこの学習に費やしたことになりますね。

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ちなみに金のフレーズのほうが長いのは、難しいというのもありますが、クイズだけでなくフレーズの音読(別記事)にも活用していたからです。

2018年9月に再開した英語学習は、銀のフレーズ、金のフレーズでボキャブラリーを増やしながら、リスニングについては音声の聞き流しが中心で、リーディング問題はガシガシ解いていくスタイルではじまりました。ほとんどの学習はアプリ「abceed」にて行なっていました。

そして2018年11月18日には学習再開から初のTOEIC L&R 受験をします。TOEIC L&Rの公開テストは年間10回、2月と8月以外の月に開催されます。私は、コンスタントに2ヶ月ごとに受験できるよう、奇数月である11月から受験したのです。

25年ぶりのTOEICはやはりとっても難しかったです。リーディング問題を時間内に終えることなく、25問ほど残した状態で時間切れとなりました。隣で解いていた人はおそらく上級者で、5分くらい前に終えたようで、それを感じた私はさらに焦ってしまいました……。

そしてこのときのスコアは530でした。内訳はリスニングが325、リーディングは205です。

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四半世紀の時を超え、2ヶ月の学習で65点というなんとも微妙なスコアアップを果たしたのでした。まあでも昔の問題よりは難しくなっていると思いますので、「とりあえず100点はアップしただろう」と都合のいい解釈をしました。

「abceed」に当初セットした目標スコアは600でしたが、わずか2ヶ月の学習では達成できませんでした。ふたりの子どもたちも、私の受験結果を聞いて「ドンマイ」という、なんとも言えないような反応でした……。

まあ、あくまでも目標は1年後の800獲得ですので、自分としてはあまり落胆せず、その後も学習を続けていきました。あまりに低いスコアだったせいか、危機感からがぜんやる気になりました。その後学習の時間が増え、質も高まっていくようになったと思います。次の受験は2019年1月です。

続きはこちら。初心者向けのTOEICリーディング教材を紹介しています。


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