見出し画像

引越しで感じた虚無感

どうも、マサです。

去年の4月から住んでいた部屋から本日、引越ししました。

その時に感じたのは、卒業式に感じたあの、なんとも言えない悲しさでした。

虚無。まさにこの言葉が僕の感情を表していました。


画像1

これが家を出る前にとった写真です。

何もないです。

卒業式の日の家路につくとき、「この道を通って学校行くことももうないのか」と思ったことはみなさんもあると思います。

いつも何気なく、過ごしていた場所、時間に思い出が詰まっていたんですよね。

そこで、僕が考えていたことは、場所の価値です。「賃貸でもこんなに思い出に残るのに、自分の家となったらものすごく手放しづらいだろうな」ということでした。

僕がここに住んでいたのは、たった一年です。

でも、一軒家に住む人は、何十年とそこに住んで、家のがある街のことは全て把握していたり、ものすごく愛着があるはずです。

数年ほど前から「空き家問題」という言葉をよく聞くようになりましたが、空き家問題は解体費の負担が大きいことが大きな要因なのかなと思っていましたが、持ち主の「手放したくない」という気持ちも大きく影響していると思います。

そこに何十年住んでいた思い出があることによって、壊したくないであったり、それが自分自身の気持ちでなくても、父親が売ることは絶対に嫌だと反対していたり、家族全員の気持ちが一致していなかったり、そういう問題が今の空き家問題にはあるということです。

家は一生の買い物だからこそ、心のそこから大切にされるんですよね。

自分は建築を学んでいるので、「人の一生で一番大きな買い物」に関わる仕事であることを自覚して、真剣に建築と向き合っていきたいです。

このように場所の記憶であったり、ものに思い出があることは間違いないです。

それは、自分自身がどのように過ごし、どのように使ったかによって、思入れの強さは変わってきます。

モノを大切にし、今という時間を大切にしていきたい、と改めて考えさせられた引越しでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?