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METs•時による身体活動量推定機能
機能概要
Bucephalasは、移動に伴う身体活動量の推定を行います。位置情報サービスをオンにしている状態で移動すれば、身体活動量が自動的に記録されます。
なお、身体活動量の単位はMETs時です。過剰な内臓脂肪を減らすためには、週あたり最低でも10METs時が必要であり、健康的な生活には23METs時以上が理想的であるとの報告があります。
身体活動量タブ
この機能で記録された情報を閲覧したり、この機能に関する各種操作を行う場所は、身体活動量タブに集約されています。
METsの推定
METs推定の際に二つの変数を考慮しています。
勾配
移動速度
移動手段
勾配が±2%よりも平坦な場合には、移動速度に基づいてMETsの推定を行います。その際、国立健康・栄養研究所が公開する「改訂版・『身体活動のメッツ(METs)表』」を参考にしています。
上り坂では、移動速度ではなく勾配の大きさに基づく独自の基準でMETsの推定を行います。移動速度が遅くとも、急勾配では大きなMETsが推定されることになります。
下り坂でも勾配の大きさに基づく独自の基準でMETsの推定を行います。下り坂では移動速度が速くなりますが、平地で高速移動した際と同様の高いMETsとはなりません。
METs時の積算
身体活動量は、ある身体活動強度(METs)でどれくらいの時間活動を続けたか(時間)を掛けた値、METs時で表されます。
Bucephalasは、METsが3以上の場合に、METs時の積算を続けます。
なお、移動手段が「自転車・徒歩」以外に設定されている場合や、自転車による移動とは考えられない高速で移動している場合には、METs時の積算を中断します。
METs時の確認
METs時の積算値は、地図画面上、あるいは身体活動量タブで確認することが出来ます。
地図上にMETs時を表示させるには、画面右下の情報表示ラベル右端付近をタップして表示を切り替えてください。
METs時の初期化
この機能の主な目的は、週あたりのMETs時が10以上または23以上という基準を満たせているかどうかを判定することです。そのため、アプリを終了しても、METs時の積算値は随時保存され、アプリを次回起動した際に持ち越されます。
METs時の積算値は、任意の時点でゼロにリセットすることができます。リセットのためのUIは、身体活動量タブの中にあります。
METs時の積算値は、毎週月曜日になると自動的にリセットされます。リセットされても過去の記録は削除されず、身体活動量タブで閲覧することが可能です。
キロカロリーへの換算 [1] METs時をキロカロリーで
ヘルスケアアプリに体重の記録が登録されていれば、その値を参照してMETs時をキロカロリー単位に換算することができます。換算値は、身体活動量タブで見ることができます。
キロカロリーへの換算 [2] 消費カロリー計
キロカロリーへの換算値は、地図画面上の情報表示ラベルの下にも表示されますが、数値の意味が若干異なります。これは、アプリを起動してからの消費カロリーを、休憩中に消費される分も含めて積算した値です。
既に述べたように、METs時は、運動負荷が3METs以上の場合にのみ値の積算を行います。静止時の運動負荷は3METsに満たないので、移動中にのみ値が増加することになります。
一方、ラベル下の消費カロリー計には、静止している場合の消費カロリーも含まれています。静止していても、時間と共にキロカロリーの値が増えて行きます。
なお、安静時の運動負荷は1METですが、旅の途中では静止していてもデスクワーク程度の運動負荷はあるものと考え、1.5METsの値を用いて計算を行っています。
この機能は、長い移動の途中で補給を摂るタイミングを判断するために利用できるかもしれません。そのような場合、補給を摂った後で消費カロリー計をリセットしたくなるはずです。消費カロリー計をリセットするためには、画面右端から消費カロリー計をスワイプしてみてください。値をリセットして良いかどうかを確認するUIが表示されます。
キロカロリーへの換算 [3] 摂取カロリー消費計
Bucephalasには、摂取した食品のカロリーが消費されていく過程を表示する機能があります。これは、摂取した食品のカロリーを数値で入力しておき、身体活動量から換算したカロリーをそこから減算していくというもので、一種の計数カウンターと呼べるでしょう。この機能の詳細については別記事を参照してください。
METs時の追加
自転車以外の運動を行った場合、その運動強度と時間を指定すれば、METs時の積算値に追加することができます。そのためのUIは身体活動量タブに用意してあります。追加分が実際に加算されるのは、確定ボタンをタップしたときです。
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